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社会科について考えたこと

 今回は、前回の記事につづいて、社会科に関連する私の経験や考えたことをまとめます。ヘッダーは前回と同様地理院地図(淡色)の京都市内です。 

 私は高等学校では「世界史A」と「日本史B」を学んでいて、地理は高等学校では学んでいません。大学で地理学を学び、高等学校の地理については教育関連のアルバイトをした際に一通り勉強しました。残念ながら私は、高校の日本史の知識をほとんど忘れてしまいました。その理由は、歴史の体系性を理解する面白さを見いだせなかったからだと思います。先生の授業が悪かったわけではなく、自分が中学生の頃に高校の歴史科目に期待した面白さと内容のギャップが埋められなかったことが原因だと感じます。

京都の地図(淡色)

 (地理院地図(淡色地図)京都市内)

 教育実習は日本史の授業をしましたが、大学では地理学を学んでいたので、忘れかけの日本史を必死に復習して授業準備をした苦い思い出があります。研究授業では、京都の地形図のコピーを配って、現在の地理の中にも歴史が残っている、という話をしました。生徒たちは楽しそうに「一条」「二条」「三条」などの地名を探していました。歴史学習にも地図は有用だということを実感した経験でした。教育実習は最終的には、クラスの生徒たちのあたたかい態度と、指導の先生の緩急のついた声かけにより、無事に終えることができました。

 私は、中学生の頃は歴史も地理も大好きな社会科少年でした。時間を戻すことはできませんが、もう一度歴史についてもしっかり体系的に学び、暗記でない社会科のあり方を考えてみたいです。地理科目、あるいは社会科全体が今後どのように変わっていくのか楽しみですし、そこに自分が関わっていくことも楽しみです。

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