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将来の夢はプロレスラー

幼稚園の卒園アルバムに書いた将来の夢は、「プロレスラー」でした。

いまだにプロレス観戦の経験がない私がプロレスラーに憧れた理由、それは「キン肉マン」です。

私が生まれたとき、週刊少年ジャンプでは、ウォーズマンの体内の五重のリング最上階で、人間であるジェロニモが悪魔六騎士の一人サンシャインと激戦を繰り広げていました。アニメでは超人オリンピック決勝の舞台で、ウォーズマンの師匠バラクーダの正体が今まさに発覚しようとしていました。

幼稚園の頃にキン肉マン(アニメ)と出会い、小学校低学年くらいまでの間にキン肉マンの基礎を身につけました。王位争奪編のアニメは毎週の楽しみでしたし、初期のアニメが再放送するとなれば欠かさず見ていました。多くの子どもが嫌いなはずの病院も、かかりつけの小児科の待合室にキン肉マン(マンガ)が置いてあったために、私にとっては楽しみな場所となっていました。

中学から高校にかけてが私の第2次キン肉ブームです。マンガを集め始め、寝る前に読むのが日課でした。ロビンマスク対マンモスマンの一戦に、人知れず涙した日もありました。超人たちの架空のチームをつくり、サッカーや野球で対戦する妄想に明け暮れた日もありました。キン肉マンⅡ世の連載が始まったのもちょうどこの頃です。

大学では、マンガの師とも呼べる先輩に新しい見方や楽しみ方を教えてもらいました。(もちろん今でも。)また、キン肉マンで学んだ友情パワーを、現実の世界で実体験として感じられたことも大きな財産となっています。同時にこの経験を通して、私の中で「キン肉マン」が一つの「作品」あるいは一人の「超人」から、一つの「概念」へと変わっていきました。

卒業後もキン肉マン熱が冷めることはありません。特に2011年に始まった新シリーズ(現在連載中)は、キン肉マン史上最高のシリーズで、1話ごとに期待と興奮と驚きの展開が待っています。うまくいかないとき、落ち込むとき、どうにもならないとき、私はいつもキン肉マンを思い出します。

キン肉マンはいつも私を楽しませてくれます。
キン肉マンはいつも私を助けてくれます。
キン肉マンはいつも私に大切なことを教えてくれます。

私の将来の夢は「キン肉マン」です。


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自分の真意を相手にベラベラと伝えるだけが友情の行為ではないということさ。それがわたしの提唱する真・友情パワーだ…(キン肉アタル)