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「やりたいことがないんです。」

キャリアカウンセラーのMeganです。

大学生や20代の就活支援をしていて、よく聞くことばがあります。それは、

「やりたいことがないんです。」

「やりたいことがないから、どんな企業に応募したらいいのか分からない」「これからどう進めたらいいのか分からない」と途方にくれて相談にやってきます。

「やりたいことがないと企業が決められない理由は何?」と尋ねると、「だって、やりたくない仕事をやってもモチベーションが上がらないでしょ。」との答え。・・・なるほど。やる気満々の状態でお仕事を頑張りたいんですね。

でも、果たして、「モチベーションが上がる仕事=やりたいこと」なのでしょうか? 

モチベーションを上げたいならば、自分はどんな時にモチベーションを上げられるのかを考えてみたらどうでしょう? 果たして「やりたいこと」をやっている時だけなのでしょうか?

例えば、販売職のアルバイト。最初は嫌だなと思っていたお客様のお声がけも、なぜか他のスタッフより上手くできたり、店長さんに褒められたりすると、「よしっ!」ってやる気が出ることありませんか?

まず、そんな経験を振り返ってみましょう。嫌だなと思ったこと、失敗したこと、困ったことを振り返り、それに対して自分はどう向き合ったのか、どう取り組んだのか、そしてそれはなぜなのか、そして、取り組んだ結果を書き出してみましょう。自分のモチベーションの源や強みが分かってくるかもしれません。

次に、業界を広く、企業を多く見てみることです。「興味ないわ」という先入観は棚の上にあげた方が良いですね。「知らない=興味ない」という場合が多いからです。まず、知ることが重要です。

企業や仕事を調べる際には、その企業のピンチ(事業における困難)とチャンス(将来伸びるポイント)や、その企業において興味を持った仕事のやりがい(&難しさ)を理解しましょう。そして、その企業・仕事において、①自分の得意なことや強みが発揮できるのか、また、②どんな人たちと関わり、その人たちと友好な関係性を築くことができるのかを考えて(想像して)みましょう。

①を考えるためには、自己理解を深めて、自分の得意なこと・強みを理解する必要があります。上で書いたように、経験を振り返るのも一つの方法です。就活サイトに掲載されている適性診断・性格診断なども参考になりますよ。

ちなみに、強みや得意なことは、技術的なこと(イラストが得意、説得力のある文章が書ける、大人数を楽しませる企画を考えられる等)でもいいですし、性格的なこと(目標を達成することにこだわる、友達から「話していて楽しいと言われる」など)でも構いません。その自分の強みをフルに発揮して社内で活躍できたら・・・とても気持ち良いでしょうね。

②を考えるためには、自分の性格を知ることはもちろん、企業研究をして、どんな社風なのか、どんな働き方をするのか、そしてどんな人たちと関わる仕事なのかを調べてみましょう。


「この仕事がやりたいんです!」とアピールできれば、入社意欲は伝わりますが、採用されるための説得材料にはなりません。自分はその企業でどう貢献できそうなのか、その企業と自分はなぜ合っていると思うのかを言葉で伝えられるようにしましょう。

#就活 #就職活動 #自己分析 #やりたいことがない #企業分析


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