31.ゴールテープ、再び

昨年末(2022/12/29)に品川インターシティホールにて行われるはずだった推しの卒業公演の延期日程が決まった。

当初、2部制のワンマンライブだったのだが、その1部に当たる公演が1/29に神田明神ホール、2部(卒業公演)に当たる公演が2/10に日本橋三井ホールで行われることになった。

今はただ、延期公演の予定が発表されたことに素直に感謝している。
私は公演延期・卒業延期の発表があってからも、卒業公演がないまま卒業してしまうルートがなんとなく頭から離れなかった。
不透明な状況で最悪の場合を想定してしまう自分の癖は、あまり好きではない。

SUPER☆GiRLS(推しの所属グループ)には既に新メンバー(6期生)の加入が決まっていて、お披露目も同日(おそらく1部)に行われる予定だった。
そして推しを含めた3人のメンバーが2022年末で卒業、2023年から｢6章｣としてグループは進んでいくはずだった。
新章になるということはおそらく新曲が用意されていて、CDの発売日だって決まっていたと思う。
運営の事情などこちら側が推し量る必要は無いのは大前提として、この新曲が何らかの季節に合わせた曲だったとしたら、発売の延期はしづらいだろう。
何より未だに世間に正式にメンバーとしてお披露目されていない新メンバーのことを思うと心苦しい。(最終候補者はYouTubeにて公開されているがあくまで候補者、である。)
もちろん卒業メンバーだって卒業後の人生があるのだから何ヶ月も待たせる訳にもいかなかっただろう。
そういった複雑な事情から、日程をあまり先に延ばせなかったことも頷ける。
むしろこれだけスピーディに延期日程を提示出来たことは素晴らしいことだと思う。
(おそらく)正月返上で調整した運営スタッフには頭が下がる思いだ。

こうして、卒業延期によって見失われたゴールテープが再び出現した。
年明け以降、気持ちの切り替えもできずにふわっと過ごしてきてしまったので、終わりの日程が決まることは寂しいけどありがたい。
推しも、私自身も、そしてSUPER☆GiRLSというグループも次に進んでいかなくてはいけないのだから。 

先日、飲みの席で｢推しが卒業したらどうするの？｣と聞かれることがあった。
その瞬間を迎えるまでわからない、というのが正直なところだ。
この年末年始で｢ここかな…？｣と少し期待している現場はあるが、確定ではない。
ちなみになんだかんだavexの曲が好きだったりするので、SUPER☆GiRLSに通い続ける選択肢も全くないわけでもない(可能性は限りなく低いが)。
でも結局、推しが最後のステージを降りたときに自分がどんな気持ちになるかなんて予想ができないのだ。

今はただ、延期公演が滞りなく開催されることを祈るのみである。