3.卒業発表後初配信

ブログを読んだ直後に手紙を書いた。
厳密には一通の手紙の中にブログを読む「前」と「後」の時間を作った。
推しの文章を読む前の自分の気持ち、読んだ後の自分の気持ちはまた少し違ってしまいそうだったから。
これは何事でも当てはまるが、何かを体験した後は体験する前の状態には戻れない。
自分の気持ちを手紙にすることで、スッキリしたような感覚と、いよいよ現実として受け止めなくてはいけない感覚が同時に押し寄せた。

そうこうしてるうちにワンマン後の個人配信を他のメンバーがポツポツと始めていた。
推しはいつするだろうか…と出先ながら気を張っていたところに「明日以降で配信系をやるね〜^^」というツイート。
気遣いの人だなあ、と再確認。
こういう細やかな配慮に幾度となく救われて、その度に好きになっていったのだと思う。

そして6/15、卒業発表後初の個人SHOWROOM配信。
20:00〜と告知があったため、少し前から待機していたが定刻で始まらない。
これは推しの配信では割と恒例行事(笑)でこの日も10分ほど遅れて始まった。
あと何度、推しの配信開始を待てるだろう、などと思いながら待ったりしていた。

改めて、卒業の報告をしたり、ワンマンの内容に関して話していた。
その中で「卒業後も会える?」というコメントに対して、「まだはっきりとは決まってないけど、多分会えないと思う」という趣旨の回答をしていた。
当然、寂しいとも思ったが元々そのつもりでいたので特に驚きはなかったし、今までの経験上その方が思い出として美しく残っている気がするので、少し嬉しかった。
(あくまで個人の見解です。アイドル卒業後も表舞台で頑張っている方のことを否定しているわけではありませんので悪しからず。)

この後にチェキチャ!(オンライン特典会サービスのひとつ。1対1のSHOWROOMのようなイメージ。アイドル側は映像で、ファン側は文字でリアルタイムでコミュニケーションが取れるもの)があり、そこで手紙を書いたことや、「改めて最後までよろしくね」という挨拶などをした。

その中で「まだできるのに辞める」ことについても話しをした。

推しは今年の誕生日で19歳。「まだまだやれるんじゃないか」と思うファンも少なくないと思うし、もちろん私もその中のひとりではある。
ただ、個人的にアイドルというのは「如何に美しく着地するか」だと思っているのでそういった意味でもこのタイミングでの卒業は納得がいった。
どこまでも理想のアイドルで、好きが積もり続けてしまう。

積もった「好き」は、どこに行くのだろうか。



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