14.セットリスト

「#夏スパガ」が始まって1ヶ月が経つ。
(ここではチェックインキャンペーン初日7/2 NATSUZOMEを開始日と定義している。)

スパガはリーダー兼センターの阿部夢梨ちゃんが6月のワンマン後からの活動休止、更にメンバーの門林有羽ちゃんも7月途中から活動休止していたため8人あるいは7人でのパフォーマンスを披露していた。
7/18のNEO JAPONISMさん(以下、ネオジャポ)とのツーマンでネオジャポのみなさんがMCで「急遽7人でやってるとは思えないくらいフォーメーションや構成がきれい」と褒めてくださっていた。
それは確かにそうだった。
過密スケジュールの中、どうにかリハの時間を捻出してフォーメーションや歌割りの修正をしているのだろう。
前日(7/17)の個別イベント(チェキ会・サイン会)の合間に7人用に修正した曲もあったらしい。
何も言わずにパフォーマンスしたら7人組であると思ってしまうかもしれないようなきれいなパフォーマンスだった。

ただ、それを観客が望んでいるのか?という疑問はずっとある。少なくとも私は望んでいない。
今回の期間はスケジュールの都合上特にリハの時間を取るのが本当に難しかったようで、なんとなく代わり映えのしないセットリストだったように思う。
もちろん、対バンやフェスが多いので定番曲や最新曲が主体のセットリストになることは承知の上ではあるのだが、それにしても…と思わざるを得ないことが多かった。
これは体制がどうとかではなく、スパガの対バンやフェスの「戦い方」は良くも悪くもずっと同じだ。
SEが鳴る→SEの終わりごろにメンバーが出てくる→何曲かやる→MC(自己紹介)→残りの曲をやる→MC(告知)→ハケる
このパターンしかない。少なくともこの1ヶ月、このパターンではなかったことが無かった。

グループによってはSEがあるのにあえて使わずにいきなり1曲目に入ったり、SEの途中から出てきて煽りを入れたり、途中MCなしノンストップでパフォーマンスをしたりと変化があったりしている。スパガはそれもないので良くも悪くも常に「いつもの」スパガだ。
王道アイドルだからそれでいいと思う人も多いのかもしれないが、チェックインキャンペーンをしている以上はもう少し「おまいつ」にも目を向けて欲しいと思うのはワガママなのだろうか。個人的にはフォーメーションの修正はせず、歌割りだけカバーする形でいいからいろんな曲をやってほしかった、とは思う。ここは本当に難しい話なのであくまでひとりのヲタクの意見でしかないし、そもそもヲタクが意見するなんておこがましいのだが。

でもネオジャポとのツーマンはやはり酷かったと思う。ツーマンというのは勝負的な側面が強い。そして今回はネオジャポ主催のツーマンシリーズのファイナルに「選んでもらった」形。
私にはその事実に向き合ったセットリストやパフォーマンスには見えなかった。
勝負なんだとしたら惨敗だったと思う。
隣でライブを観ていた友人に「ちらさんがどんどんフリコピしなくなった」と言われるくらいテンションも落ちていた。
耐えられず、オブラートに包んで推しにこのことを伝えたりもした。
推しはこちらの気持ちを理解した上で、今できるベストを尽くしたと答えてくれた。
申し訳ないことをしたな、と思いつつ、それでも納得はしていなかった。

後日、久しぶりに当選したハッピーメール(スパガのファンクラブのサービス、抽選で推しから自分に宛てたメールが届く)の中に

「ちらちゃんの言葉は
プラスの場合もマイナスな場合も
ちらちゃんのことだから
ちゃんと考えた上で
私にこれを伝えてきてるんだろうなあと
思えてるなあと!気づいた!
これは日頃の行いが素敵なおかげ!有難う^^」

という部分があった。
これは多分セットリストについて指摘した時のことを言っているのだろうな…と思った。
ネガティブなことを言ったヲタクに対してここまでフォローしてくれる推しの優しさに涙が止まらなかった。
と同時にこれまで自分なりに推しに向き合って、考えて、言葉を伝えてきたことが間違ってなかったのだとも思った。
(とはいえアイドルにネガティブなことを伝えるのは本当の本当に最終手段というか、最終手段でもやらないことが望ましいと思う。このnote自体是非が問われるものである。)

「#夏スパガ」も後半、これからのスパガの戦い方に注目したい。


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