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書けば書くほど‥。

毎日毎日書いている。

せっせと自分の思うことや子育てのこと。好きな作品のこと。いろいろなことを書く(普段はブログをメインに書いています)。


そして書くほどに気づく。

書けば書くほど、その先にどれだけの数の「書いている人」がいて、「作品」があるのかと。


正直、何も考えずSNSに思いのたけを書いていたときの方が「わたしは文章うまいし」なんて思っていた。でもいまは、そんなことは思わない。


「書いて生きよう」


そう決めてから、自分は大勢いるそんな人たちのなかのひとりに過ぎないと思い知った。これだけSNSが発達した時代で、誰でも書けるし発信できるんだから。


そんななかで、「あなたのだから読みたいんだ」と選んでもらえることの奇跡たるや。なんだか一気にしんどくなった。

でも、そんなもんだとわかっている。


わたしは15歳から30歳になるまでずっと、舞台役者としてステージに立ち続けた。

最初は、本当に純粋に好きだからやっていた。ただただ仲間と作品を創るのが楽しくて楽しくて(高校時代演劇部だった)。


そこから、「芸大に行こうか」「将来どうやって芝居を続けようか」そんな風に思い始めた途端、いまと同じように呆然とした。同じようなひとが、山ほどいる…と。


ただ好きで、それがしたくて。


そう感じてやっている内は、ただそれができれば楽しいし、そこに他者は必要ない。

でも1度でも、「これでプロになりたい」「これで食っていきたい」そう意図を持った瞬間、その好きだったことは「ただ、それができればいい」ものではなくなる。


本当の天才、ずば抜けた才能を持っているならば、そうではないのかもしれない。わたしはそこまで突き抜けたものはたぶんない。

でも、好き。

書くことも、表現することも。

わたしがこれから死ぬまでやり続けることだと、確信もしている。だからこうして毎日毎日、淡々と書き続ける。

いつか、そう遠くない日に、「あなたの文章だから読みたい」その奇跡が待ち受けていることを想像しながら。



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