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自分の人生を良くしていくことに疲れた。

思いついたことはなんでもiPhoneのメモ帳にとりあえず書く習性があるので、たまに見返すようにしている。

ちょっと前にメモしたことも、びっくりするくらい綺麗さっぱり忘れていることがしょっちゅうだからだ。

さっきも例によってツラツラ〜とさかのぼって見ていたら、なかなかディープなメモを発見した。


時間がゾロ目です↑


「自分の人生を良くしていくことに疲れた。(なにもしたくない」

書いた日付をみると、今年の8月16日。夏休み真っ最中。めっちゃ疲れていたんだろうね…。そしてとても切実な感じが伝わってくる。

多分(なにもしたくない)という部分は、夏休みの朝昼晩の食事の準備(弁当含む)や息子の相手に疲れ果てて、物理的に「もうなにもしたくねえんだようううう!!」という叫びと、人生を良くしていくための何かをもうしたくない…の2つが込められている。

最近、「わたしは私になりたい」としょっちゅう浮かんでくるのだけれど、それとこの切実なiPhoneのメモはリンクしてるなあと思う。

わたしは基本的に「自分はダメだからもっと努力して然るべき」とずっと生きてきて、振り返れば小学校高学年くらいからそうなのだけど、根本がこれだから、常に何かに追われているような気がする。

まだまだダメだよ
気を抜いたらダメだよ
ちょっと気を抜いたら更にダメになるよ〜

こんな声が聞こえてくるようで、精神的に気が抜けない。めちゃくちゃ疲れる。何もしてない日でも、疲れる。

きっと自分だけじゃなくて、同じように追い立てられるような気持ちで生活している人がたくさんいると思う。

もちろん幼少期の体験やトラウマなど、過去の蓄積は大いに影響するけど、普段何気なく見ているSNS、テレビ、電車の吊革広告、雑誌…ふと目に入るところに「あなた、そのままでいいと思ってるの?」と詰め寄ってくる情報があふれている。

そのままの体型じゃダメ。
そのキャリアじゃダメ。
肌はツルツルでなきゃダメ。
髪の毛とまつ毛と眉毛以外の毛は無駄。
でも薄毛はダメ。
こんな食生活では将来大病をする。
あれを食べるべき。
これは摂取してはいけない。
親は子どもにこんな言葉がけはしてはいけない。
頭の良い子供の親の振る舞いはこう。
その年齢ならこれくらいのブランドものは持っていなければいけない。
フォロワーを増やすには。
価値ある人になるには。
価値ある情報とは。

あらゆる場所にあふれる情報


いやあ、もう、お腹いっぱいだよ。
書いててうんざりしちゃった。

普段電車に乗らないから、たまに乗るとその情報量にびっくりする。エステの広告とか多すぎじゃないですか?どこにどんだけ生えてようが自由やろがい…!(毛が濃いため、子供の頃から苦労してきた者の魂の叫び)

話がちょっとそれました。

「自分の人生を良くしていくことに疲れた」の裏側には、これまでの体験から作り上げてしまった「自分ってダメな人間だから、良くしなければならない」という思いと。

あふれる情報から勝手にインプットした「世間で言うところの理想像」に自分を近づけなければ…!という思い込みがドーンと横たわっている。

「わたしは私になりたい」と最近願っているのは、「わたしに還りたい」とイコールなんだろうなと思っていて。

きっと何も刷り込まれていない頃の自分は、気を抜いてはならない…!なんて追い立てられるような気持ちで生きていなかったから。

✳︎わかりやすい結論まではまとめられなかったので、今日はここまでで終わりにします。これまでも同じようなテーマで何本もnoteを書いているけど、それだけ自分には大切なことなんでしょう。



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