だからわたしは心の中にワルター・フォン・シェーンコップを常備することにした。
最近疲れてる。
「閣下それは当然というものですな。このコロナ騒動に自粛、そして一気に日常へお戻りでいらっしゃる。疲れもたまるというものです」
そう？何もやる気せえへんねんけど。
「いいではないですか。そんな時もあるでしょう」
でも、やらんとあかんことはいっぱいあるねん。
「それは由々しき事態でありますな。まあどうです？めんどくさいことは置いておいて、お茶でも」
君が言うならそうするよ…
「ええ、それがよろしいでしょうな」
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イタイと思った人、私のことイタイと思った人正直に手を挙げて。怒らないから…！
というわけで、最近疲れています。お母さんとして、主婦として、外向きの顔をすることや、時間通りにちゃんと登園したり出社したりすることに。家事をすることに…
「そんなんやって当たり前」とされることが、一旦ストップした自粛期間。そこからのフルスピードな日常。疲れない方がおかしいってばよ！！
そんな日々の中、わたしは誰かに弱音を吐きたくて吐きたくてたまらず、でもいい大人だから四六時中弱音を吐くわけにもいかず、それなら心の中にイケメンを常備しようかなって。
自分好みのイケメン。
弱音を吐いたらそっと包んでくれるイケメン。
家には旦那さんがいて、イケメンやし（当社比）弱音も吐けるけど、彼も疲れているから毎度毎度落ち込んだ話ばっかりできへん。
となると、心に常備させていただくことになるな・・と。イケメンでなんでも聴いてくれる人を。
さて、人選ですが、やっぱり今一番テンションが上がる相手がいいですよね。芸能人、キャラクター、俳優、知り合い。心の中は自由ですから、人選もよりどりみどり。
そこで私がお願いしたのは、今自分の中でブームが再燃している作品。
「銀河英雄伝説」の第十三艦隊所属。
ワルター・フォン・シェーンコップ（画像右側）
（画像お借りしました）
はい、この斜に構えた感じのイケメン。こちらがシェーンコップさんです。確かお年は36歳あたりです。え、ほぼ同じ歳？
「銀河英雄伝説」は超有名な小説なので、ご存知の方も多いと思います。私は10年近く前に宝塚で観て、そこから小説にもどハマり。全巻読破し、ここ数年は銀英伝熱も落ち着いていたのですが・・
今、やってるんです、アニメ。Eテレ毎週月曜22時50分から！！！今日ですよ、今日！！！
古参の方々からは、再アニメ化やキャラクターデザインへの文句が多発したそうですが、私は古参じゃないし活字から見た目をしっかり想像できるタイプでもないもんで、もう今のキャラデザインと豪華な声優さんにメロメロ。
実はキャラクターの中で1番好きなのは、左側でカップを持っている「ヤン・ウェンリー」なんですが、心の中に常備してもあんまり弱音を聞いてくれなさそうで。
本人が常軌を逸した頭脳を持ちながら、夢は軍隊からの退役と年金生活。ダラダラしたいんだよわたしは・・と常に言っているタイプなので、もしも私が相談してもこんな感じになりそう↓
疲れました。
「そうかい、わたしもだよ」
でもやることたんまりあるんです。
「本当にいい加減にしてもらいたいものだね。この中で重要なことがどれほどあるって言うんだろう」
全くそうですね、提督
「君もお茶でも飲んでゆっくりしたらどうだい？」
・・・あれ？結局お茶を勧めてくれたぞ？
あれ？どっちのイケメンもお茶を勧めてくれたぞ？どうする？どうする？
しかしまあ、女にモテまくりのシェーンコップの方が色々と気の利いたこと言ってくれそうだし、ヤン・ウェンリーは提督で元帥なので位が高すぎてちょっと弱音を吐く時遠慮してしまう。
頭も良すぎるから、色々分析されそうでそれもちょっと・・・
だからやっぱりここは、もはや自分が提督気分になって、シェーンコップから「閣下」「閣下どうされましたかな？」と持ち上げてもらうに一票。
心の中にいておくれよ、シェーンコップ。
そして私が疲れた時はそっと寄り添っておくれよシェーンコップ。
ここは宇宙戦争もしていないし、敵軍もこないけど、日常だって色々あるんだ。闘う時だってある、補給しなきゃならない時だってある。
平和に見えるこの世で生きる私に、愛の手を・・・
「閣下の望みとあらば、やぶさかでもありませんな」
ほら、きっとこう言ってくれるに違いない。（妄想）
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いかがでしたでしょうか。疲れた心にイケメンを常備。弱音を吐いてもそっと包んでくれる好みのイケメン。
自分の中でやりとりをする分には誰にもバレないし、それで心が平穏に保たれるなら変態と言われようが安いもんです。
一体なんの話やねんと思っている方もいるでしょうが、私はまじめです。まじめに語りすぎてもう約2千字！
何かと忙しい毎日です。
どうかお互い、心は軽やかにいけますように。
✳︎2024年5月現在、また再燃してます。十三艦隊！ラブ！！
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