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かまってちゃんとリストカット

ちーぱです。今日はリストカットについて。
付き合い始めて2か月くらい経った日のこと。
腕に絆創膏を貼ってたので、「どうしたの?」と聞いたら

「うん、ちょっとリストカットしちゃったの。私、嫌なことがあるとリストカットしちゃうんだ。アハハ。ねえ、幻滅した?ねえ、幻滅した?」と彼女。

いかにも心配してほしそうな眼差しで俺に訴える。

「へえー。リストカットしている人初めて見たわ。幻滅はしないけど、死なない程度にねー」と言うと、

「え??リストカットしてんだよ?心配しないの?」っていうから

「切ることで楽になるんなら切れば?でも傷跡見て後悔しないようにね」
って言ったら、、、

「うるさーーーーーーーーーーーーーーーい!!!」って大発狂。

あーーーーーーーむしゃくしゃする。今すぐ切りたい、切りたい、切りたいと大騒ぎ。

俺もうるさいなあ。って思ってしまい

「あのさ、切りたきゃ切れよ。でもさ、切った後に残るのはむなしさと傷だけじゃないの?心配すると思った?そりゃ心配だよ。でも、そんな手段で同情されたいとか心配してほしいとか思わないでくれる?まず話せ。とことん思ってること吐き出せ。いいからどんどん吐き出せ」

覚えてないけどとめどなくあふれる彼女の心の闇。被害妄想の数々。とにかく自己肯定感が低い。気づいたら朝の3時だった。でもずーーーーーーーって聞いた。聞き続けた。辛いことから逃げるにはリストカットしかなかった、切っても痛みは感じない。でもこういうことがあって、ああいうことがあってと延々と続く。

「どう?今さ、言いたいこと言ったらすっきりしたろ?俺さ、おまえのこと大事にしたいんだよ。だからさ、、、」

「いや、私なんて生きるに値しないから。今もこうやって迷惑かけてるし。私なんてほんと生きてる価値ないの」

彼女の闇の深さがとてつもなく深く。これは相当時間がかかるなあと悟った瞬間でもありました。

どうやら今までしっかりと話を聞いてくれる人がいなかったらしい。お父さんもお母さんも話を聞いてくれないらしい。友達にこういう愚痴も吐けないらしい。だって数少ない友達に嫌われたくないから。
俺には理解できないことばかり。

その日以来彼女は数回ほどリストカットをしていましたが、その都度同じような対応をして、

とにかく「俺はお前を見捨てない、気になることはすぐに話すこと」ということを繰り返し繰り返し次第にリストカットしなくなり、今はすっかり腕もきれい。子供たちにもばれていません。

生きてる価値がない人なんていません。しんどいけどとにかく話を聞いてあげました。そして当たり前ですが良いことは良いととにかく賞賛し、悪いことは悪いとは言わず、この行動をこういうふうに変えてみたらもっとよくなると思うよ、やってみなよと誘導してきました。

まずは自分に自信をつけてほしかったので、とにかく褒めました。

ちなみに今はさすがに夫婦も倦怠期にきてますのであまり褒めないのですが承認欲求は相変わらずで、褒めろ、褒めろとせがんできます。

めんどくさ。。と思いながらも、めちゃ褒めると超テンション上がるのでたまに褒めてます。最近は俺も褒めてほしいので「褒めろよ」とせがむのですが、全然褒めてくれません・・・w

でも、褒められずに育てられるってすごいですよね。
彼女の育った環境については今後触れていこうと思います。


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