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*2023年秋ドラマの話~後編~

お待たせしました(誰も待ってないか。いや、誰か待ってくれてたら嬉しい)。
2023年の秋ドラマ振り返り後編です。

振り返り前編はこちら。

ちなみに秋ドラマが始まった頃に書いた記事がこちら。

※ネタバレご遠慮の方はお気をつけください。


「コタツがない家」

満足度★★★★★

 おもしろかった!期待した通りの私好みなホームコメディでしたな!最後はみんなにクリスマスプレゼントが届いて笑顔いっぱいで終わって嬉しい限り。最初から最後までみんなのバランスが良かったです。言いたいことを言い合える家族って素敵ね。毎回楽しませてもらいました!ありがとう!


「セクシー田中さん」

満足度★★★★★

 私は好きだったな、この作品。地味なアラフォーOLとセクシーなベリーダンサーという掛け合わせがどんな物語なのかと思ったら、自分に自信をもって前向きに生きていく姿を描いた物語だった。第1話の「何度でも、背筋を伸ばそう」と言った田中さんは綺麗で美しくてとても格好よかった。田中さんに影響されて周りのみんなが少しずつ変わっていく姿や田中さん自身の変化を見てたら自分も頑張ろうって思えるような作品だった。
 原作を知らないから「原作に忠実」というのがどこまで描けていたのかはわからないけれど、ドラマが素敵だったということは、きっと原作も素敵なんだと思う。だからこそ、悲しい。ご冥福をお祈りいたします。


「ポケットに冒険をつめこんで」

満足度★★★★★

 “ゲーム『ポケモン』原案・初のオリジナルドラマ!”
 実は観てました。これ、けっこう面白かったです!!!最初このドラマの存在は知らなかったのですがTVerでたまたま見つけて、見逃し配信を観たらドハマり。だって、めちゃくちゃ懐かしいの!ゲームボーイカラーで『ポケットモンスター 赤』をやってた私にとったらもうたまらんのですよ。あのゲームの映像がたくさん出てくるのよ。電源を入れた時の”ピコン”って音、そして流れる流れ星、タタタンっと始まるゲンガーとニドリーノの戦闘!たぶんこれがエモい!ってことなのよきっと。観るたびにポケモンゲームやりたくなったわ。
 でもこの作品、ただポケモンゲームが好きで懐かしかったから観てたわけではなくて、内容が私好みでいろいろ考えさせられるところもあって面白かったのよね。観続けようと決めたきっかけがこちら。

タイプ、育成、進化、交換…「実はポケモンのゲームの中には、人生にとっての大切な教訓が詰まっているのでは?」という妄想から生まれた、“ポケモンヒューマンドラマ”です。

公式HPのイントロ/スタッフコメント

 第1話を観た後に公式ホームページのスタッフコメントのところで企画・脚本・プロデュースの畑中翔太(BABEL LABEL)さんの上記のコメントを読んで驚嘆。会社で「戦略思考」という方針があるのだけれど、たしかにポケモンにはそれが詰まっているかも!!?と感じたほど。これはポケモン好きにはもちろん、そうでない人にもぜひ観て欲しい作品でしたな。


「あたりのキッチン!」

満足度★★★★★

 第1話をタイミングよくリアルタイムで観てとても丁寧で優しい作品だなという印象を受けました。お客さん一人一人に合わせた調理をして提供するというこだわりを持った定食屋さんの店主(渡部篤郎)。そこで働き始める絶対味覚を持ったコミュ力ゼロの大学生の清美(桜田ひより)。その二人が厨房で料理をするシーンがやけに細かく丁寧に描かれていたんですよ。
 継続視聴するつもりはなかったけれど、なんとなくその後も観続けていたらどんどんハマっていきました。最初に受けた印象は最後まで変わらず、優しくて丁寧で心温まる作品でした。登場する料理はもちろんどれも美味しそうだったし料理における豆知識みたいなものもあったりして、料理好きじゃない私でも料理っていいかもと魅力的に思えました。清美自身の成長や、清美と清美の料理を通して一歩踏み出す周りの人々とのエピソードも、どれもとても素敵でしたね。
 心に響いたセリフがありましてね、店主の息子である高校生の清正(窪塚愛流)が進路に悩んでいるときに清美が清正に言ったんですよ。

「一生懸命考えて生きてたら、いろいろ中途半端になってあたりまえなんじゃないかなって」

 この言葉に清正はなんかわかんないけどちょっと救われた、という様子でして。私のことになりますが、中途半端でいたくないのに中途半端になっちゃう自分が嫌になる時がありまして、清美にその中途半端なことを肯定されて、なんか心強くて、清正と同じような気持ちになったんです。
 これも漫画原作なんですよね。いち視聴者としては素敵な作品に出会わせてくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。


では最後に絶賛視聴中の朝ドラの感想もまた載せておきます。

「ブギウギ」

月~土あさ8時~・NHK総合
満足度★★★★★

 愛助さぁぁぁん。スズ子(趣里)が病院のベッドに座っていたときの表情、ほんとに絶望の淵に沈んだような表情してたな。趣里すごかった。この回、山下(近藤芳正)がスズ子に怒ったところからもうずっと泣いてた。
 生と死を経てこれからまた強く逞しく泥臭く艶やかに生きていくスズ子が描かれると思うと心ズキズキワクワクね。

以上です!

いかがでしたでしょうか。
2023年ドラマは・秋とクールごとに振り返りができて私としては大満足であります。

ちなみに今ざっと自分の記事を見返した中での一番のお気に入り作品は圧倒的に『ブラッシュアップライフ』ですね。また観たい。

さて、もうすでにスタートしている2024年冬ドラマはあまり観れていないのですが、2024年もまたこうしてテレビドラマ感想を書いていきたいなぁと思っております。

今年も素敵な作品と出会えますように!


最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでも「スキ」と思っていただければ嬉しい限りです。