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*あみだくじの話

『野ブタ。をプロデュース』の第4話に、修二が野ブタからの告白の返事として、野ブタの頭上に「花を降らす」か「水を落とす」かを選ばないといけない場面があります。

修二は、「いくら考えたって結論なんて出ねぇよ」と言って悩んだあげく、あみだくじで決めることにするのです。

(ドラマの内容は直接関係ないので割愛しますが気になる方は今ならTVerで観れるみたいなのでぜひ:※2020年5月12日時点)


ところで、

あみだくじって、どういうときにしますか?


ひとりでするときと複数人でするときとで違ってくることもありますが、大抵は何かを決めるときにすることが多いと思います。例えばどのお店へ行くかとか、誰がどの当番になるかとか。

私もよく選択に迷ったときはあみだくじをしたり、どれにしようかな天の神様の言う通り・・・と心の中で唱えたりします。

本当に迷っているときはそれで選ばれたものにあっさり決めてしまいます。

でも、自分でも気づかないうちに心のどこかではすでに答えを出しているときもあります。

そういうときにあみだくじをすると、かすかに抱いていた自分の思いに気づかされます。答えが出されてみて初めて自分の意思で決断できます。

さらにいえば、敢えて運任せにして「本当はどうしたいの?」と自分に問いかけることもあります。

そういうときは、神様でも誰でもいいから背中を押して欲しいんだなと私は思っています。運命に身を任せる…という印象よりかは、自分だけの責任にしたくないような、言い訳を残しておきたいような "逃げ" の気持ちがあるかもしれません。

ただ、どんな場面でも共通して、結局最後は自分が決める。


冒頭で話したドラマの話には続きがあります。

悩んだ末に修二があみだくじをしてみたら、「水」が選ばれるのです。しかし、それで終わりではありません。何度も何度もやり直しているのです。そして何度目かに「花」が選ばれていたのです。あみだくじはそこで終わっていました。

これって結局、修二は「花を降らす」と自分で決断したってことですよね。だだ、修二にとっては、この決断をするためにはあみだくじが必要だったのではないかなと思っています。


…というようなことを、

あー、お風呂に入るべきだけど面倒だなどうしようかなーと悩んでいたときに思い浮かんだのでした。あみだくじて決めよ、と。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。



最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでも「スキ」と思っていただければ嬉しい限りです。