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出張

私は仕事柄出張をする。
とはいえ、私が主催というわけではない。
いつかは主催になれることが当面の夢ではあるが、下っ端であることは年季の浅さからまだまだ続く。

主催になれるのもほんの一握りなのかもしれない。それでも仕事に対してこうなりたいという目標を示してくれる先輩方の存在はありがたい。

して、私は家に帰るのが途端にしんどくなる。
出張でのホテルぐらしはありがたいもので、洗濯や家事をしなくていいのはありがたい。
普段なんの意識もしていない出来事が、こうした形で開放されると今まで自分は頑張っていたのだなと改めて思わせられる。

とはいえ、出張明けには溜まった下着などを洗濯しなくてはならない煩わしさはある。
こうした瞬間に再び現実に戻される。

自分のことを自分でやる。これがどれだけ偉いか。
そして、その他人の生活のために何かをしてくれることが、どれだけありがたいか。
ホテルの清掃をしてくれる従業員がいてくれるから、なんの憂いもなくホテルを旅立てる。

自分の生活の中に、常に誰かが何かをしてくれていることを忘れてはいけないと改めて思わせられる。

美味しいご飯を食べます。