私の漢方常備薬


麦味参

漢方を勉強し始めた頃から、近くにある「漢方薬局」さんによく立ち寄ります。
おとなりに鍼灸院もあり、昨年はそちらにもお世話になりました。
いくつか常備している漢方薬があるので、ご紹介。

今回は「麦味参顆粒」(ばくみさんかりゅう)です。
パンダのシンシンがトレードマークのイスクラ産業さんの漢方薬です。
お店の前にもかわいいシンシンがいますよ。

こちらの成分は・・・
麦門冬(ばくもんどう):ユリ科の植物の根っこ。肺を潤す。
五味子(ごみし):チョウセンゴミシの果実。咳を鎮め、滋養する。
人参(にんじん):オタネニンジンの根っこ。滋養。

・・・と、3つの生薬でできています。
どんな時に使うかというと、

汗いっぱいかいて身体カラカラに乾燥しちゃって乾いた咳がコンコンと出る、というイメージです。
熱が出たあとに咳だけが残ってしまう時がありませんか?まさに、その状態です。
西洋薬だと咳止めを飲みますが、漢方なら肺に潤いを与えてあげて咳を鎮める、というアプローチです。

今日は汗をかくぞーという日の朝に飲んだりもします。
私はしたことがないのですが、お湯に溶かして持ち歩き少しずつ飲むのもよいそうです。ちょっと酸っぱい味がします。

私が最近飲んだのは、コロナワクチン後の発熱で体力が落ちたかも~という時と、秋になって空気が乾燥して、なんだかのどがイガイガ空咳が出る時です。

痰が絡んでいるような湿った咳の場合は応答しないかも
しれません。そのような時には「五虎湯」(ごことう)の方が効果があります。

服用するときには漢方薬局にご相談なさることをオススメします。