見出し画像

8月28日に読了した本

ついこの前、読書メーターを始めた(https://bookmeter.com/users/1274024)ので、Twitterと読書メーターと併せてこちらでも読書記録つけてみようかなと思いまして……

画像1

勇気あるものより散れ 1

ガンスリンガーガールの相田 裕先生の新作。明治の東京、元会津藩士の春安は、死に場所を求めて大久保利通の暗殺計画に手を加わるも「不死」の力を持つ”半隠る化野民”の少女 シノに阻まれる。
シノに反撃されて瀕死の傷を負い、ようやく死ねると思った春安だったが、シノは「不死の母を殺して、自分も死ぬ」という自身の宿願を果たす為に春安を助け、眷属とする。

ストーリーも結構サクセク進み、殺陣・戦闘の描かれ方も相変わらず良く、一気に読み進んでしまいました。シノさん、かわいいし良すぎ……

戊辰戦争で家族を喪うも、自身は死に損なってしまった春安と、”化野民”という存在に苦しむシノさんという、色んな業を背負う男女の組合せは、相田先生のガンスリンガーガールのフラテッロにも何かしら通ずるものがあるなと感じました。

シノさんの願い、二人の進む先がどうなるか、気になります……


画像2

海色の囀り

飛び石さん(TwitterID:Tobiishisan)の艦これ二次創作短編小説集。氏がTwitterにあげられていた短編8作品に書き下ろし1作品の構成。謎の奇病”艦娘病”に際悩まれる兄妹とある塔の話、提督と某駆逐艦娘の指輪にまつわる話、お盆の話、水没した故郷へ赴く潜水艦娘の話、などなど。

どれもが、読み進めれば読み進めるほど心にグサグサと刺さってくる話で、読み終える毎に目を本から離して顔を上げ、感慨にふけってしまいます。

安直に”エモい”という言葉だけでは片付かない、とても深みのあるすばらしい文章です。

メロンブックスで入手可能ですので、ぜひぜひ!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?