見出し画像

古今集 巻四 秋歌上 183番

やうかの日よめる

みぶのただみね

けふよりはいまこむ年のきのふをぞいつしかとのみまちわたるべき

七月八日の日に詠んだ歌
壬生忠岑
今日からは今これから来る年の七夕の七日を、いつ来るだろうかと待って過ごすのだろう

 今年逢うのは終わってしまい、来年に期待するしかないのが残念だ、今日も明日も逢いたいだろうに、という織女の思いを詠んだのでしょう。「今来む年の昨日」、来年の昨日と言葉遊びをしています。

#古今集 , #秋 , #七夕 , #壬生忠岑

応援してやろうということで、お気持ちをいただければ嬉しいです。もっと勉強したり、調べたりする糧にしたいと思います。