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古今集 巻第五 秋歌下 280番

人の家なりける菊の花をうつしうゑたりけるをよめる

つらゆき

さきそめし宿しかはれば菊の花色さへにこそうつろひにけれ

他の人の家にあった菊の花を、もらって移し植えたのを詠んだ歌
紀貫之
咲き始めた家から今の家の庭に変わったので、菊の花の色までも違う色になったようだ

 菊をくれた家の庭で咲き始めた時も美しかったが、今は今でわが家の色になったようで、これもまた美しいと満足しているようです。
 「人の家なりける菊の花」は「人の家にありける菊の花」。

#古今集 , #秋 , #菊の花 , #紀貫之

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