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古今集 巻第五 秋歌下 274番

菊の花のもとにて人の人待てるかたを見てよめる

友則

花見つつ人まつ時は白妙の袖かとのみぞあやまたれける

菊合わせで、菊の花のそばで人が誰かを待っている形の洲浜を詠んだ歌
紀友則
花を見ながら人を待っている時は、菊の花の白さがその人の白妙の袖かとばかり、勘違いしてしまうものだ

 まだかなと人を待っていると、ちらちらする白菊を見て、待ち人が来たと間違ってしまう、そわそわした気持ちをうたっています。この歌も寛平御時の菊合わせの歌です。

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