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チノアソビ大全

Podcast「チノアソビ」では語れなかったことをつらつらと。リベラル・アーツを中心に置くことを意識しつつも、政治・経済・その他時事ニュースも交えながら林田(専門:総務省地域力創…
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#チノアソビ大全

チノアソビBAR:明日開店篇

君が想うよりもぉ~♪ 僕は、君が、好き♡ と唄ったのはASKAだが、 何度名前が変わっても たぶんきっと、君のことはずっとこう呼ぶよ。 「福岡ドーム」って。 と、エモを叫んでしまいたくなる程度には、「みずほPayPayドーム」への衝撃が街に浸透している気がする。 ま、どんな名前になろうと「福岡ドーム」と言ってしまう後藤はそれ以前だったりするのだが。 (とはいえ、原稿などにはちゃんと正式名称を書くのでご安心を) ☝「博多弁の女の子は可愛いと思いませんか?」の作者・新島秋一

さよなら、中洲大洋。:時代の潮目篇

今週は、金曜日の更新を1日ずらし、本日行ってきた、中洲にある大洋映画劇場についてお届けします。 ●またひとつ、サブカルチャーの灯が消える。明日、3月31日をもって、中洲に唯一残っていた映画館・大洋映画劇場(通称:中洲大洋)がその長い78年の歴史に幕を下ろします。数多くの物語が紡がれ、多くの笑顔と涙が交わったこの場所が、静かに時代の変遷に身を委ねる時が来ました。 なお、閉館理由は建物の老朽化。中に入ると、まだまだ大丈夫な気がしますが、一級建築士のクライアントに聞いてみたとこ

3/16&17、北陸上空をブルーインパルスが飛ぶよ:T-4とは何か篇

こんばんは。お江戸出張中の後藤です。 明日3/16(土)、ブルーインパルスが北陸新幹線開業記念イベントで石川県小松市と福井県福井市の上空を飛びます。 そして明後日3/17(日)、令和6年能登半島地震の被災者に対する激励飛行として能登半島上空を飛ぶ予定です。 その予行が本日行われるというニュースまで得ておりまして、九州よりも近いのですが、見れなくて残念…。 とか思いつつお銀座で飲んでいたら(ジャスミンティーを。お前は「オリビアを聴きながら」か!)、福島で震度5の揺れ。お銀座

日本遺産ガイドセミナー:壱岐出張篇

おこんばんは。連休初日、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 「お、ついに後藤がスケジュールを守れなかったぞ」 と林田がワクワクしている様子が目に浮かびますが、〆切は守ります、後藤です。 ということで、先週の宣言通り、壱岐出張篇を勝手にはじめたいと思います。 (先に申し上げておきますが、SNSで旅先の様子はほとんどUPしてしまっているので、本記事に壱岐のコンテンツそのものはほぼ出てきません…たぶんそれ入れたらめっちゃ長くなるので…すみません) 壱岐とはどこにあるのか壱岐は長崎

届かなかったラブレター:倒産篇

今週は、お知らせがあります。 チノアソビ大全が、まる1年を迎えました✨ 毎週フリーに何かを書き続けるというのは意外とこういうことでもないとやらないもので、基本的に、取材先や広告など、 「発信したい何か」 がある方々、事物を対象とし、言語化のお手伝いとしてのライティング業務を常としておりますので、 「発信したい何か」 を己自身に求めるという脳筋を鍛えていただく1年でした。 お付き合いくださっている皆様に、改めまして感謝申し上げます! ということで、なぜかここのところ毎週出

特別展「芥川龍之介と美の世界 二人の先達─夏目漱石、菅虎雄」:久留米市美篇

展覧会や映画って、「あ!はじまった!」と思ったらあっという間に終わってしまいませんか?私だけでしょうか…。 まずいまずい、もう行かないと、と思っているものを追いかけているとあっという間に1年が終わってしまいますが、今週は、1月28日(日)まで久留米市美術館で開催されている「芥川龍之介と美の世界 二人の先達─夏目漱石、菅虎雄」について書きたいと思います。 福岡近郊の皆様、まだ会期がちょっとだけ残っているので、ぜひ足を運んでみてください。 (調べてみたのですが、巡回の予定はなさ

「鈴木敏夫とジブリ展」に行ってきた:編集の力篇

つい昨日、チノアソビを聞いてくださっている北九州は小倉にあるCafe Causa(カウサ)の遠矢さんのところにお邪魔してきた。 このチノアソビ大全も購読してくださっている奇特な方のお一人で、Causaは北九州のおもしろい人が集まる場所として、もう店の外にまでその香りがぷんぷん漂っている。 いつも前触れなしに店に顔を出すのだが、毎回何かしらのびっくりすることが起きるお店なのである。 いつぞやは、黒田征太郎さんがカウンターで飲まれていた。 そして昨日は、19時からウーマンラッ

お客様は神様か∶営業篇

何の前置きもなくて恐縮だが、後藤は長年 「世の中には営業する人と営業しない人の2つの種類の人がいる」 と思って生きてきた。 「営業なんかになって」のカウンターパンチその昔、「広告の事ども」でもしゃべったが、後藤はサラリーマン時代、営業職以外にまわしてもらえない人間だった。 新卒でリクルートに入社した際、 「国立大学の大学院まで行かせたのに、なんで営業なんか…」 と親に言われた。 ここまでくるとブレなさすぎてハラショーなカウンターパンチなのであるが、とまれこうまれ、「リクル

マイノリティとは自認であって他認ではない:後藤の場合篇

中学生の時分、父親と初めてけんかをした。 それまでにも、学校の宿題で作文や絵の提出があると、ことごとくダメ出しをされるので 「今日宿題に作文があるっちお父さんに言わんで」 と母に頼んでいたレベルの小競り合いは多々あったのだが、このときは明らかに「怒られる」ではなく「けんか」だと自覚した瞬間だった。 (余談だが、父が修正を入れると作文は各段に良くなったし、絵も筋が見えて見違えた。そしてそうした提出物がことごとく何かの賞を受賞するので、娘はますます父に見せるのが嫌になった。その結

「家庭教師のトライ」と「こどもちゃれんじ」はどちらが正しいのか:和製英語篇

ついに来週、チノアソビは100回を迎える。 感慨深い。 ここまでご視聴くださった皆様にこの場を借りて御礼申し上げたい。 「誰も聴いてない」と思いますが。( ̄ー ̄)ニヤリ さて。前口上の長さには定評のある後藤だが、本日はただひとつ、これだけをお伝えしたい。 ①林田暢明のWikipediaに、「フクリパ」にてコラム執筆の記述がない。 ②林田暢明のWikipediaに、Podcast「チノアソビ」の記述もない。 ③林田暢明のWikipediaに、「合同会社チノアソビ」代表社員の記

自分の引き戻し方:お守り篇

先日、朝からさっぱり動けないほどの腰痛に見舞われた。 長年、背中から腰にかけてはずーっと痛いので割と平気なほうだったのだが、身動きがとれなくなったのは初めて。 そしてその日、動けるようになってからのスケジュールが、試写を挟んで前後が出版を控えているクライアント先での校正まつりで、文字通り徹夜となった。 その数日前の日曜日には、スナックチノアソビで足にマメができていた。 要するに、大変活動的と思われている後藤だが、続くと満身創痍の水槽がすぐにオーバーフローするのだ。しょうもな

政治資金パーティーに行ってきた:命日篇

明日で1年となる安倍さんの命日を前に、改めて、国政の大切さを感じた一日を刻みたいと思う。 今週、とある代議士の政経フォーラムに行ってきた。 ひらたく言うと、政治資金パーティーである。 昔から、「パー券」とか「政治献金」とかとセットで報道されることが多かったため、謎が多く、あまり良い印象をお持ちでない人もいるかもしれない、そんな政治資金パーティー。 しかし、これは「政治資金規正法」第八条の二で規定されているもので、別に何ひとつ悪いことではないのだ。 縁あってパー券を購入

「スナックチノアソビ」とは何か:チノアソビナイト篇

まったくもって本編とは関係ないが、私はよく「ジェネハラ」をしているなと自覚している。 「お薬はジェネリックでいいですか?」というジェネリック・ハラスメント。 ではなく、「ジェネレーション・ハラスメント」。 「●●ちゃん、ヒスブルって知らん…よねぇ?」 なる、同世代にはわかるけど20代の女子にはわからんよねぇ的な会話。 そもそも、ヒスブルは同世代でも覚えていない人は覚えていない。同じカテゴリに、センチバとかもあるなぁ…。 (いまをときめくジェーン・スーが新人時代に関わってい

女に国士は無理なのか:防衛大臣篇

突然だが、後藤にはひとつ野望がある。 明日死んでもいいと思って生きているが、なかなかそう簡単に天寿はやってこない。だったらこれをやりたい、と思うものである。 とはいえ、翌朝目が覚めぬまま、干からびて発見される可能性もゼロではないので、 「Facebookの更新が3日途絶えたら絶命のサイン」 と、親しい知人に、まるで未来予想図みたいなノリで残念な遺言を伝えている。 そしてそうなったときのために、毎日極力タスクの積み残しを防いでから寝るようにしている。 もちろん毎日ゼロリセッ