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大企業の社員にも使われるコワーキングに大切なこと

今回はアメリカのコワーキングスペースで働く大企業の人たちとの観察やコミュニケーションを通して感じたことのシェアです。


GAFA社員も使うコワーキングスペース

 Work From Homeの流れで大企業(なんとGAFAも!)社員にweworkのカードを渡していました。セキュリティは大丈夫なのだろうか…と思うところもありましたがここは目を瞑っているようです。多拠点展開しているコワーキングスペースだと拠点展開が容易だったり、スタッフ1人1人にアカウントを発行できるので採用した社員のデスクをいちいち用意しなくて済むというメリットがあります。

"定"品質が大事

 会社としてスタッフにワークスペースの利用を提案する上でここは重要なポイントに見えました。定品質とは"どこの拠点を使っても一定の品質が保たれていること"です。"weworkはどこに行っても一緒"と言われたりしますがこれが価値ですね。どこに行っても必ずドリンクがあり、十分な数のフォンブースがある。これは強い価値だと感じています。そのためにweworkに限らないアメリカのコワーキング事業者はいろんな都市に拠点を持っているのでしょうね。(州内の多拠点、国内の多拠点で拠点を持っている企業が多い)

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なんとなく見覚えのあるサンフランシスコのwework。
多少レイアウトや家具は違えどだいたい一緒。

コミュニティが不要でもホスピタリティは重要

 会社員の人たちは起業家に比べればネットワーキングのニーズは小さい(特にビジネスマッチング等)わけですが、それでも"ホスピタリティ"は重要です。働く場所は1日の約1/3を過ごす場所なわけで、そんな働く場所の居心地が良いことは重要なわけです。そういった居心地の良さを創出するホスピタリティはどんなワークスペースにおいても必須となるでしょう。いくら自社の社員にカードを配っても利用率が低ければ"じゃあ家でいいか"となるわけですからね。"明日も行きたいワークスペース"を作るのは重要なことです。

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まるでコワーキングスペースのようなセント・パトリックデーの取組。
フリーデスクは4席しかなく、実質的にはシェアオフィス。
こんな雰囲気でも"うちは士業の人が多いのであまり交流は活発でない"そう

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交渉力をつけた会社員

 本題からズレますが、オンラインが前提になったことにより仕事の幅が広がったり、出張が減ってきた中で会社員の交渉力が高くなっているように見えました。Googleが在宅ワークを続ける人たちへの給与を削減する動きをしたり、Twitter社も当初はいますが、自身がオンラインでも十分に働けることをアピールしてリモートワークを勝ち取る社員も数多く見ました。パナソニック時代に細かく分類された等級をもとに給与が決まっていましたが、社員ごとの細かい働き方の要求に会社が対応していく将来が来るかもしれません。最近日本でも"飲みニケーション不要論"のニュースを見ました。コロナ前からの取組ですがGoogleの20%ルール(勤務時間の20%を部署を超えた共創活動に取り組む)、各社の社食を工夫しコミュニケーション創出施策などはより新たなものが求められていくでしょう。その文脈の中にオンラインオフィスがあるのでしょうね。


ということで大企業の社員にも使われるコワーキングに大切なことをシェアいたしました。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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