サンフランシスコで見た、"weworkのココがイケてて、きっとココが勘違いされている"考察
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サンフランシスコで見た、"weworkのココがイケてて、きっとココが勘違いされている"考察

どもども。青木です。

サンフランシスコでもいろんなコワーキングを訪問しつつ、空いた時間にweworkでユーザー、マネージャーの観察をするというムーブをしております。

その中で見つけた"weworkのココがいい!"をシェアします。

▶イケてること編

1. 変な人がいない

これは自分が思っていた以上に大事だと感じました。サンフランシスコの治安は地域にも寄りますが、悪いところが多いです。カフェの客層もグラデーションがあります。日本でいうところの"カフェで仕事は集中できない"の比じゃないんだろうなと推察しております(カフェになると社会階層的に日雇い労働をしている人がアクセスできるようになる)。いつ行ってもきれいでいきなり叫びだす人がいない、セキュアな環境は価値があります。weworkに行くと街中では見ないような(≒移動手段がlyft含むタクシーや自家用車なのかな?)人がたくさんいます。特定階層の人たちが集まっていることでコミュニティの下地と呼べるものでしょう。

2. 定品質

どのスペースもいい立地、いいレイアウト、いい家具を入れていて、"なんかここ微妙だな"と思うスペースがないのがすごいです。前日から予約が必要なスペースがあったりどの拠点でも24時間使えるわけではないですが、基本的な使い勝手が変わらないのが素晴らしいです。青木もバッテリーや給水、お手洗いを何の心配もなく使えました。

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3.  コミュニティスタッフの当たり前レベルの高さ

weworkのコミュニティスタッフはよく利用者を見ているように感じました。初めて来た人がよく取る挙動などが共有されているのでしょう(まずリュックを背負っている人に注目せよ、キョロキョロしている、とりあえず全体をフラッと回るなど)、Hi,と声をかけてわからないことがあればそのまま訊ける雰囲気を作ります。試してみたのですが、スタッフより前にweworkにいると全く話しかけられません。初心者でないとみなされれば"用があれば話しかけてくるでしょう"ということでしょうか(このあたりの距離感がいいですね)。彼ら彼女らがいるので、他の利用者の誰と仲良くならずとも"少なくともコミュニティスタッフは自分にウェルカムだ"という気持ちにさせてくれます。このあたりの当たり前レベルが他のスペースに比べて高いと感じました。また、ちょうどハロウィンの時期ですがイベントの開催は各拠点に任されているようです。

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かなり気合が入っていたsalesforce tower拠点。地上37Fで眺めがいいのと前提的な空間が特徴。

▶勘違いが解けた編

4. weworkにコミュニティはない?

以前読んだ日本の記事で"weworkに入ったからといって「Hi, what's up!」みたいなことはない"という記述を見ましたが、そんなもんアメリカにもない。

その辺で仕事している利用者に声をかけて聞いてみたがコミュニティスタッフにビジネスマッチングを求めるかどうかについて訊くと「なんで?自分で声かければいいじゃん。」と言っていた。私は"どうやってright person(声をかけるべき人)を探すのか"と訊いたら「自分の会社のメンバーがよくイベントに出ているし、エンジニアならなんとなく見ればわかるよ(彼はエンジニアでした)」とのこと。マッチングはコミュニティスタッフが、というよりは自分でやる、という印象でした。

実はweworkはサンフランシスコの他スペースからも"fake community"と呼ばれていました。青木の感想としてはfakeとまではいい難い気がします。確かにオシャレな図書館、という状態の黙々と仕事する人が集まるスペースもありました。しかし、先述した"ある程度特定の社会階層で区切られた人たちが集まっている"ということで"打率がいい"可能性はあるなと思っています。
なのでweworkにコミュニティがない、という話しを耳にすることはありますが、ユーザー側の使い方が間違っている説ですね。もしそうであればもう少しオンボーディングに改善点がありそうです。

5.  weworkの価値はコミュニティだ!

多分ここが勘違いの元かと思っています。weworkが提唱した価値はフレキシブルオフィスです。契約してすぐに仕事が始められる環境を整える、それも好きなエリアで、というのが彼らの価値だと改めて認識させられました。そのフレキシブルオフィスから次のビジネス(コミュニティソーシング、インキュベーション、投資)への展開ができるということでしたが基本に立ち返ればフレキシブルオフィスです。ホステルのベッドでアカウントを開設してからすぐに利用開始(最初だけカードを受け取ったり写真を撮ったりする必要がある)できるのは確かにwaoでした。先述した定品質にかかるのですが、どのスペースもそのまま使い出せるのがいいですね。

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電源アリデスクは人でいっぱい(写真奥)

▶その他気づき

6. weworkコミュニティは待ってても意味がない。

日本のコミュニティは"あれよあれよという間に仲間に入れてもらえる"ということに価値があるとように見えます。端的にはコミュニティに対して受け身姿勢なんですね。その場合weworkコミュニティは合わない気がします。一方で"ちょっといい?"と声をかけると必ず利用者が反応してくれるので(なぜかあんまりウザがられない)セキュアな環境であることが重要なのだと思います。日本のコワーキングでもオンボーディングで"コミュニティを大事にしています"と話しているところがありますが、こういった取組は必要でしょう。

7. ホットデスク(フリーデスク)の利便性が…

ここは"なるほど"と思ったことです。それはホットデスクだとどこでも電源が取れるわけではないのです。まぁ嫌なら個室を契約せよ、ということなのでしょうが、一見するとオシャレなスペースでありながら必ずしも長時間ワークするのに適した環境ではない、むしろ"この椅子、このソファがよすぎて電源ないのもしょうがないか、と思える、思ってしまっていた"というのがすごかったですね。とはいえ私は延長コードを置いて欲しいと思います笑

さて、こんな感じでサンフランシスコのweworkを6件回って感じた感想でした。まだまだお世話になる機会があると思うのでもっと観察してみます。また、元weworkの方ともアポイントが取れたのでどんなことしてたのか訊いてみようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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Yuta Aoki

図書館で借りてきた本についてシェアしているのでもしサポートいただけたらちゃんと買わせていただきます。(学術書はいいお値段するんです)

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コワーキングスペース向けのCRMを開発してます。人の脳の関係で一度につながっていられる人の限界が150人程度だそうです。俺たちで人類の限界を超えてもっと繋がれる世界にしような。株式会社funky jump CEO