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コロナ前後で変化したオンラインコミュニティとコミュニティマネジャーの役割 後編

どもども。青木です。

さて、前回↓の続きです。

さて、前回の最後にコミュニティマネジャーの仕事はコミュニティ内でやり取りされるべき価値が何なのか定義し流通が起こるようコミュニティ施策を推進することというように結びました。

今回はこれからのオンラインコミュニティにおけるコミュニティマネジャーの役割について書いていきます。


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こちらの一番下、コミュニティマネジャーの仕事。

・そのコミュニティでやり取りされる価値を決める
・流通を起こす

の2つについて解説します。(あとで順番が逆かなと思ったのでホワイトボードと表記を変えてます)

■そのコミュニティでやり取りされる価値を決める

オンラインコミュニティはボタン1つでカジュアルに参加が可能です。また、前編でも書いたように”ながらコミュニケーション”ができてしまうので全く関係ない人が混じったり、メンバーの熱量についてもオフラインよりもグラデーションが大きくなりがちです。そこで明確に「ここはこういう場です」というのを定義する必要があります。目的意識を共有しにくいためにコミュニティを作った目的をきちんと共有・浸透させるのです。そうするとコミュニティに参加したメンバーがコミュニティ内でどんな振る舞いをしたらいいか理解し、行動してくれるようになるための基本となります。

■流通を起こす

従来のコミュニティでは中央集権的で同質の価値を分かち合うものでした。これからはメンバーが自分の持っている価値を送り合って必要なところに必要な価値を届けるコミュニティが出現します。…難しいですね。

端的にいうと前者は「ある人・グループから情報や行動をもらってメンバーで分かち合う」もの、後者は「一人一人が自分の持っている情報や行動を必要な人に送り合う」ものです。

オフラインで起こる異業種交流会のような仕組みをオンラインで行うイメージです。こうして書いてみるとシンプルなのですが実際に起こすのは簡単ではないと思います。「誰かと繋がりたい」「とりあえず人と話したい」というような異なるモチベーションの人達の中から狙った人に「ここだー!」と感じてもらい、ターゲットと違う方には「なんか違うな?」と思って静かにご退場いただくこと。ここまで読んで「あれ、オフラインコミュニティと一緒やないかい」と思うかもしれません。そう、この動きがオンラインで発生するのです。名前が本名でないかもしれない、画像がアイコンになっているかもしれない。そういった細かい点からオフラインでやってきたことをオンラインでもできるよう工夫していく必要がありそうです。

…とはいえ上記のオンラインコミュニティはまだ出てきたばかり。コミュニティマネジャーがどのような場を仕掛け、利用者が何に価値を見出すか未知数です。すぐに消えてしまう可能性も無きにしもあらずといったところではないかと思っています。


バーチャルコワーキングからインスピレーションを受けて書いてみた記事でした。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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