関西コワーキング探訪 〜コミュニティ同士が繋がる“エコシステム”へ〜

どもども。青木です。

以前から「関西のコワーキングはよく連携していて面白いよ」というのを耳にしており、ぜひ色々訪問したいと思っていました。

そこで今回はTwitterでたまたま「関西 コミュニティ」でエゴサをかけてフォローしていた方々やFacebookで呼びかけて紹介していただいたスペースを中心にコワーキング巡りをしてきました。

実はTwitterで絡んで会いに行くのは初めてでけっこう緊張していたのですが、どうも「青木という人が来るらしい」「誰やねん」みたいな話をしていただいていたらしく

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こんなふうにリプをいただいたり

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ふぁぼ爆アピールをしてくれた古家さんにメンション飛ばす勇気がなくてこんなツイートをしたり(いいですよ、って言ってもらいました笑)

ということで結果的に訪問したのは11スペース!!その一部を一言で紹介しますと…(スペース名、場所、Twitterアカウントのある運営の方、一言!)

WAY OUT (兵庫 三宮) 
 神戸のオシャレが形になったスペース!
ON PAPER (兵庫 三宮) かなみん さん
 クリエイターズギルド!
mocco (兵庫 姫路)  ロペス さん
 姫路の街づくり発信地!
OFFICE CAMPUS (兵庫 三田)  古家 さん
 コワーキング×古民家。新しさと歴史の結節点。
THE DECK (大阪 本町)
 大阪のfabは地方とのhub! 
FVC Mesh KYOTO (京都 四条烏丸)
 京都のスタートアップ育成の拠点!
OBPアカデミア (大阪 京橋) ごんちゃん さん
 驚異のイベント回数!大阪ビジネスパークの星!
RYO-ZAN-PAK (大阪 福島) RYO さん
 大阪コワーキングのNew Commer!“優れた志士が集まる場所”

番外編
大阪イノベーションハブ (大阪 グランフロント)
 長川さんに顔見せに行ってきた。

We Work LINKS UMEDA (大阪 LINKS UMEDA)
 長野さんとごんちゃんさん、古家さんとの待ち合わせに。

皆さん歓迎いただきありがとうございました。
スマホを見返すと毎日10km以上歩いてたみたいです。

それぞれの場所で本当に話が盛り上がりまして、
出会って◯秒でコミュニティ話が始まり、「あぁ、時間が!」って言いながら帰るような、本当に密度の濃い時間を過ごしました。なんならTAISYの話しをしなかったスペースもあります笑

さて、ここから本題を書いていこうと思います。

関西のコワーキングスペースはBeyond The Community 、関西コミュ活をはじめとしてコワーキング間での情報交換や連携がかなりしっかりしているなという印象を受けました。皆さん口をついて出るのは「一人勝ちを目指してもしょうがない」「個々でやるよりも皆で盛り上げた方が良い」ということでした。また実利面として関西は広いエリアにいくつもの地方中枢都市があり利用者予備群を食い合わないというのもあるとのことでした。確かに神戸から姫路が40m、神戸・大阪から三田は1h、大阪⇔京都は1h、大阪駅⇔奈良駅も1hと絶妙な距離に大きな都市がありますね。

これまで地方のコワーキングスペースを見るにつけて「コワーキングスペース単体でできる利用者のサポートには限りがある」ということを実感してきました。地方のスペースでうまくいっているところは行政や地元の企業、利用者同士が信頼関係をベースに繋がっており、一種の“交易拠点”のような役割を果たすスペースです。“交易拠点”とはそれぞれのプレイヤーが出せる資源を持ち寄って交換し合い、互いの目的達成に貢献し合うスペースを指します。

この“交易拠点”になっていくことがコワーキングには大事なのです。
今回訪問したスペースの皆さんはそこを感じ、コミュニティの運営者同士が繋がっていくための行動に移されていたからこそ
「コミュニティマネージャーのベーシックな仕事は利用者にとって居心地の良い環境を提供することであり、腕の見せどころは外部からの資源調達」という話を理解していただいたのだと思っています(ちなみにこの話してないスペースもありますテヘペロ)。

これはもうスペースやコミュニティなどの枠組みを超えたエコシステムづくりだと私は思うのです。

ここでいうエコシステムを私は「コミュニティ同士が有機的に繋がり、互いの資源のやり取りが信頼関係をベースに行われている状態」と定義しています。わかりづらかったら友達の友達は友達、くらいに考えてください。関西にはこのエコシステムを作っていこうとしている感がビシバシと伝わってきたのです。

スタートアップを生み出す、地域を盛り上げる拠点になる、優秀な人材が集まり共創していく、などそれぞれの目的を持ったスペースが独立して自分の守備範囲を守るのではなく、積極的なリレーションシップを展開し、より多くの資源への道を利用者に提供しコミュニティの価値を高めていく。

そんなコワーキングスペースのこれからのあり方を関西に見たような気がしました。
私も関西のコワーキングエコシステムから学びつつ、どこかでお役に立てるよう頑張っていこうと思いました。

人がより良く生きていくためには、より早く前に進むためには、より強く一歩を踏み出すためにはコミュニティの力が必要なのです。


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