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アレイスター・クロウリー

アレイスター・クロウリーとは、
英国のオカルティストにして
黒魔術師(悪魔を召喚し、契約を交わし
様々な願望を叶える人)です。

黙示録の「獣(ビースト)666」を
名乗り、麻薬や性的儀式を用いて
黒魔術の研究をしていました。

社会的にはあまり評判の芳しくない
人物ですが、登山家にして詩人、著述家
といった顔も持ちます。存命中の著作は
実に140冊を越えます。

東洋通としても知られ、ヨーガを魔術に
導入したとも言われています。

カッバーラ思想から、東洋のヨーガ、
性魔術に至るまで、多くの魔術実験を
行いました。

子供時代は、遊びを覚えるより早く
聖書の言葉を口にする利発な子で、
4歳にして創世記を読む事ができる
ようになっていたそうです。

彼は初め、薔薇十字団(ローゼンクロイツ)
の叡智を引き継いだ「黄金の夜明け団」
(ゴールデンドーン)に身を置き、
秘教的叡智に触れましたが、
2年後に同結社が内紛状態になった
のを機に脱退しています。

1900年に世界各国をめぐる旅に出て、
日本にも立ち寄り、日本文化にも
関心を寄せました。

この時期にヨーガと登山に目覚めた
ようで、以降、登山家という肩書きも
加わります。

しばらく登山に熱中した後、
自身の結社「銀の星」を立ち上げます。
この頃から彼自身のオカルトに対する
派手な宣伝活動が始まったものと
思われます。

その奔放な言論活動と生活スタイルで
当時の大衆紙から激しいバッシングを
浴びました。

彼はその後、「東方騎士団」に
接近し、フランス滞在中にこの
結社の総帥に任命されます。

恐らく、ヨーガもタントラによる
男女交合のエクスタシーを求める
方式のものだったのではないで
しょうか。

真言宗でいうところの「立川流」のような。

カッバーラに造詣が深く、ゲマトリアなど
も理解していたものと思われますが、

私は残念ながら、彼について書かれた本は
読んだことがありますが、
彼自身の著作は読んだことがないので、

どのような思想の持ち主だったのかに
ついては、あまり理解していません。

ただイメージとして、素行の良くない
自由奔放なゴシップのネタに事欠かない
人物だったというものがあるだけです。

果たして希代の黒魔術師だったのか、
ペテン師だったのか……。

スピリチュアル哲学の「セレマ思想」を
提唱し、著作として『法の書』があります。
機会があったら読んでみたいものです。

私が彼に興味を持っているのは、
「黄金の夜明け団」(ゴールデンドーン)
※「黄金の暁団」とも言います。
に在籍していたからなのです。

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