chinmaddafakka

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最近の記事

ペテルブルク滞在記 #3

2日目、案の定朝5時に目が覚める。外を見ると空は曇っている。2GIS(旧ソ連ではメジャーな地図アプリで、予め必要な都市のデータを落としておけばオフラインで使える)にはネフスキー通りと別の方角に有名な観光スポットがあったので、歩いてそこに向かった。が、前日より寒く、流石にヒートテック着たり重ね着をして外出。喉乾いたから飲み物買いに宿近くの売店に入ったら、目の前にグラサン掛けた軍人がレジで会計していたので萎える。人通りの少ない、プロパガンダ広告が目に付く曇りの街はまさにdoome

    • ペテルブルク滞在記 #2

      朝から3時間くらいノンストップで歩き続けて流石に疲れてきた。でも腹が減ってなくて店に入る気が起きず。足を休めるのも兼ねて、とりあえず地下鉄に乗ってみることにした。ソ連特有の地下深くのプラットホーム(防空壕を兼ねているが、ペテルブルクだと地質的に尚更深くせざるを得ない)を纏っているアートな装飾を見に。改札通って3〜4列ある長いエスカレーターのうち1つに乗ることになるが、新御茶ノ水駅のあれが延々続くようなと書けばイメージできる人がいるかな?でプラットホームは駅によるが、あたかも宮

      • ペテルブルク滞在記 #1

        2024年のGW、1週間近くサンクトペテルブルクに行くことにした。途中の平日3日間は有給を取って。昨今の情勢下で彼の国に旅行しに行くことは侵略国側に税金なり金を落とすことになり人道に反すると思うし批判は上がって当然である。しかし、残念ながら終結する見込みがなく(当然だが今すぐに停戦・撤兵するべきである)、最悪情勢が更に悪化して行くハードルが上がったり見たいものが失われる可能性もある。何より、現地には大切な友人がいる。彼女は昨年秋にわざわざ一人で日本に旅行しに来て直接会っている

        • Celezenka "Geographically Central" レビュー

          はじめに 2024年3月30日にCelezenkaのリミックスアルバム"Geographically Central"をリリースした(現状ストリーミング配信のみ)。静岡を拠点とする電子音楽ミュージシャンのPugmal Sensorことユウキさんにお願いしてお声がけ頂いたところ、ユウキさん含む静岡・名古屋の計4名のアーティストによる全7曲のリミックスアルバムができた。自分はアーティストが希望する曲のトラック音源と最低限必要な情報のみ送っただけで口出しはしなかったが、皆さんに再

        ペテルブルク滞在記 #3

          俺はジャーナリストではないが

          これからウクライナ侵攻絡みについて書く。SNSで五月雨式にコメントしたりするよりは、一旦ここでまとめて吐き出した方がいい気がするんで。 まあまとめサイトみたいに論点をまとめるつもりはないし、長々とコラムみたいな感じで書くだろう。文章書くのは上手くないので、読みにくいだろう。読んでもらうのは時間と関心がある人だけでいいので、とにかく書く。 2/24 ロシア軍がウクライナに侵攻した。前々からいつ侵攻してもおかしくないことは十分承知していた。とはいえ、キューバ危機のように間一髪の

          俺はジャーナリストではないが

          ԱՄՆ

          ここ1ヶ月ぐらいは今までに考えられなかったペースで映画を見ている。シアターでも、TSUTAYAから借りたDVDを自宅PCでも。10月は10本くらい観てる。 そして今日は『タンジェリン』(2015)を観た。クリスマスイブのLAにて、2人のLGBTQの男娼を中心に描いたヒューマンドラマの作品。ジャンルとしてはコメディ扱いだけど、あからさまにふざけてるやつではなく、観ている間はあまり笑えなかった(後々思い返すと面白い場面やセリフはいくつもあった)。 登場人物は専ら、アメリカの社

          金にならないエッセイ #1

          Twitterのアイコンに使ってる、キルギスのカルパク被ってギター持ってる写真で某出会い系アプリのプロフに使い、魔が差したのかGPS位置詐称機能を使ってロシアや中央アジアとかに設定してスワイプしまくってたら、大量にマッチングした。そのうち、やり取りが長く続き、インスタに移行して、1年以上経っても未だに相互フォロー状態でやり取りもたまにしている人が10人程度いる。そのうち数人は現地で実際に会っている。あくまで友人の関係だけど、ありがたいことだ。現地在住や留学には到底構わないもの

          金にならないエッセイ #1

          残された日々

          うちの両親はあらゆる事柄について、考え方がアナログなのは昔から知っている。で今日は某有名俳優がまさかの自殺(したか、という報道)。母は「馬鹿だねぇ」と言ってた。父もきっとそう思っているに違いない。しかし、「馬鹿」の一言では片付けられない苦悩などを抱いていたに違いない。もう少し逃げられる道があったのではないかと悔やまれるが、自殺という選択肢を選んでしまったことを非難することは間違っていると個人的には思う。(ご冥福を祈る) かたや自分は、朝からナターシャと久しぶりに他愛のないチ

          残された日々