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ちょっと面白い中国語の話「三つ子の魂百まで」

中国語で「三つ子の魂百まで」は
三岁看大,七岁看老(sān suì kàn dà, qī suì kàn lǎo)といいます。
この言葉の意味について、詳しく解説していきます。

「子供が3歳のときの様子を見れば大人になったときの様子がわかり、7歳のときの様子を見れば年老いたときの様子がわかる」という意味です。

一方で、日本語の「三つ子の魂百まで」「幼い頃の性格は、年をとっても変わらない」(小学館 デジタル大辞泉より)という意味で「三岁看大,七岁看老」とほとんど同じ意味ですね。

三岁看大だけでも意味が通じそうですが、中国語は対になった表現を好むので三歳と七歳が対になっています。

また、似たような意味の中国語に
「江山易改,本性难移(jiāng shān yì gǎi, běn xìng nán yí)」
という言葉があります。

これは「山河は変えられるが、人の本性は変えられない」(白水社 中国語辞典より)という意味です。
山河を変えるにもかなりの労力が必要だと思いますが、人の性格はそれ以上に変えるのが難しいということですね。

「三つ子の魂百まで」と言うくらいですから、幼少期の環境や教育が重要だという解釈もできますし、その子が生まれ持った性質は3歳ですでに表れ、さらには一生変わることがないという解釈もできると思います。

人間の性格は環境と遺伝両方の要素により決まると言われていますが、環境面において幼少期に受けた影響の大きさは計り知れないということなのでしょう。

いかがでしたか?
今回は「三つ子の魂百まで」という意味の中国語
三岁看大,七岁看老(sān suì kàn dà, qī suì kàn lǎo)
江山易改,本性难移(jiāng shān yì gǎi, běn xìng nán yí)
を紹介しました。

小さい頃からずっと変わらないなーと思う自分の性格はありますか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

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