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春節を祝うための広東語

今年も春節の季節がやってきました。これは「農歴」といわれる伝統的な暦での新年のお祝いです。

日本でも暦を西洋式に変える前に同じスケジュールで年末年始を迎えていました。このことから日本語では「旧正月」といわれます。春節をお祝いするための広東語を解説します。

新年快樂

新年快樂san1nin4 faai3lok6/サンニン ファイロッ

まず定番の一番ストレートなお祝いの言葉です。

また、新年の代わりに干支を使うこともできます。2023年は兔年(うさぎ年)なので

兔年快樂tou3nin4 faai3lok6/トウニン ファイロッ

みたいな言い方をする人もいます。

恭喜發財

恭喜發財gung1hei2 faat2coi4/ゴンヘイ ファッチョイ

これも香港など広東文化圏では定番の新年のお祝いです。意味は「儲かりますように」「豊かになりますように」ですが、別に相手の経済状況とかあんまり関係なく使うことができます。

日本語の漢字で書くと`恭喜発財`です。ちなみ筆者は最初「発」の字から「発散」とか「発射」とかを連想して、「これだとお金出ていく意味にならないか」と思ったりしていました。

年年有餘

年年有餘nin4nin4 jau5jyu4/ニンニン ヤウユー

意味は「毎年余裕ある生活ができますように」転じて「新年も余裕ある生活ができますように」といったところです。この「餘」が「余裕」の意味です。「余」の字は、発音が「魚」にかなり似ているので年末年始に「年年有餘」祈願のために魚を食べる風習があります。またWhatsAppやSNSでは「余」の代わりに絵文字の「🐟」を使って「年年有🐟」なんて打っている人もいます。

万事如意

萬事如意maan6si6 jyu4ji3/マンシー ユーイー

意味は「何事も思うようにいきますように」です。「如」は日本でも古風な言い方だと「ごとく」とよんで「~のように」の意味で使いますね。「萬」は「万」の旧字体なので、「万事が意の如く」と考えれば意味はそのまんま、という感じですね。ただ、これもよくある挨拶であまり意味について気にせずに使うことができます。

この記事は相当する内容を普通語向けにも記事にしています。普通語学習者のかたはこちらも参考にしてください

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