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拝啓 10年前のわたしへ

高校デビューを控えた、16歳になるわたしへ。
26歳のわたしからアドバイスです。



都立受験に失敗して、一緒に合格しようねと言っていた親友たちと離れ離れになったあなたは、第2志望の私立に入学しましたね。
そこまで落ち込んでおらずむしろワクワクしていたのは、その私立のとある部活に興味津々だったからですよね。
毎年のように全国大会へ出場している、名門の吹奏楽部に。

言っておきますが、入部してからの3年間は
あなたが思ってる以上に過酷ですよ。

強制ではないけれど、ほぼ毎日6:35の電車に乗って朝練に行くようになります。
でもそれが、唯一自分のやる気を周りにアピールできる方法です。
実際それで楽器が上達してたのかは分かりませんが、なにより自信に繋がります。


同じ楽器の同期は、とんでもなく波長の合わない男子です。
3年間結局仲良くなることはなく、寄り添うことすらなく終わります。
無理に仲良くしろとは言いませんが、せめて目を見て挨拶ぐらいはしてもいいかもね。
あと愛想笑いでもいいからちょっとはニコッとしてあげて。
あなたの拒絶反応は露骨すぎるから。

2年目以降は、更にしんどくなります。
わたしからはこのふたつだけ。

直属の後輩には、もう少し愛情を持って接して。心を閉ざし辞めてしまわないように。
テスト勉強、もう少し頑張って。赤点だらけで降り番にならないように。


もしかしたら、あまりの辛さに逃げ出したくなるかもしれない。
本当にしんどかったら辞めてもいいと思う。
母も、クラスの友達もそう言ってくれます。

ただ、ここで3年間やりきったことはその先何にも代えられない大きな糧になります。
あの頃以上にキツい出来事は、今のところ起こってないです。

ちなみに同じ都立を受けた親友2人
1人は未だに仲良しのままなので安心してください。
もう1人は、大学生になってから偶然再会しますが、別人のようになっていてびっくりします。
今の関係性を続けたいなら、忙しい中でもマメに連絡とってた方がいいかもね。



きっとこんなアドバイスをしたところで、頑固なあなたは自分の思うように突き進むと思います。
それでいいです。
現に今、自分の進んできた道を誇りに思っているし悔いはないので。
戻りたいとはちょっと思えないけど。(おい笑)

では。グッドラック👋


                                                                敬具

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