チャイナ・エバーグランデ・グループ(0333)
コード:03333
香港市場メイン
中国280都市で810以上の案件を扱う巨大不動産会社です。
テーマパークの建設やヘルスケアの分野も手掛けており、最近では電気自動車への参入へも果たしました。
中国長者番付では、アリババの創業者、テンセントの創業者に次ぐ3番目にエバーグランデ・グループのオーナーがランクインしています。その資産は約300億米ドル、3兆2400億円以上にのぼります!スッゲー
中国プロサッカーチームのスポンサーでもあり、日本では浦和レッズとの対戦が最近の話題になっていたみたいですね。
チャート
2017年に株価は大きく飛躍しましたが、その兆候は2015年にすでに大きな出来高と大陽線という形で現れていましたね。
現在は大口が売り抜けたのかどうか定かではありませんが、中期的にはやや下降トレンドのレンジ相場のようです。
2019年9月と10月を底値にダブル(かトリプル)ボトムを形成し、ネックラインを越えてきたのでトレンドが変わってきたかもしれません。20HKドル辺りの動きに注意したいですね。
業績
5期連続増収増益です。4662億人民元の売り上げのほとんどが不動産開発で、4527億人民元を叩き出しています。
貸借
資産は堂々の30兆円以上です。規模が違いますね中国市場。
その半分ほどは開発中の流動資産(=まだ作ってる最中で販売されていないもの)が占めています。棚卸資産ってことでしょうかね。
現金預金は約2兆円、全資産の6.9%にあたります。
キャッシュフロー
最近まで資金繰りに苦労してたのかな、と思わせるキャッシュフローでしたが、2019年に入って営業活動のキャッシュフローをプラスに好転させ、財務活動のキャッシュフローをマイナスに持っていきました。
今度は俺からの今までの借り入れ返済ターンだぜ!となっていればいいですね。
配当
2018年は無配当でした。
EPS・PER
EPS(一株あたり純利益)は2.765人民元でした。2019年11月2日終値19.42HKDより、PERはPERは6.32倍です。
目安と言われる15倍前後と比べると割安に感じられますが、不動産会社のPERは低くなりがちなので、最近までのキャッシュフローの状況も合わせて考えると妥当な域かもしれません。
キャッシュフローを抜きにすると大企業らしく安定して利益を積み重ねていますので、投資対象としてはわりと好物件だと思います。新規事業やテーマパークの成果、配当はあるのかないのか今後の動きに注目です。
参考
役に立ったnoteがあったら幸いです。 お礼に中華料理をとは言わないので、ウーロン茶の一杯でもご馳走してもらえたらありがたいです。