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シャオミ(01810)

コード:01810

スマートフォンのメーカーとして有名な会社です。つい最近(2019年11月)日本への製品展開で話題になりました。自分もちょっと気になりまする。

2010年創業。高性能なスマートフォンを格安で提供する仕組みが評価されて、中国国内で一気に高いシェアを獲得し大企業の仲間入りを果たしました。

近年はIoT関連として、家電製品の事業にも手を広げています。

ですが現在も主力はスマートフォンです。9月には1億800万画素のカメラを含む5つのカメラが搭載されたスマホや、正面から側面、背面にまで画面が続く「ほぼ全身がディスプレイ」みたいなユニークな端末を発表しました。

社名は小米と書きますが、雑穀の粟(アワ)のことだそうです。集合体特有の気持ち悪い見た目してますね粟ってw

チャート

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いいとこなしです。w

しかし現在の株価が底値であり、アキュミュレーション(買い集め)が行われているなら、好材料をきっかけに上昇トレンドが生まれるかもしれません。

実際チャート右側に大きな出来高がありますが、株価は動いていません。株価の動きが小さいのに出来高だけが膨らむのは、(上か下か特定できませんが)トレンドの起きる前兆だと言われています。

業績

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2018年度年次報告書より作成。

2018年の売り上げは1749億元(日本円で約2兆8000億円)でした。

構成比はざっくりいうとスマートフォンが65%、IoT関連の生活家電が25%、インターネットサービスが10%で、その他が0.7%を占めています。

売上純利益が2018年134億元と100億元以上残せましたが、今年はどうでしょうか。

貸借

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最初資本を見たとき何かの見間違いかと思いましたが、合っているようです。

つまり2017年まで資金繰りの厳しい経営状況だったと推察されますが、2018年に入って急激に売り上げを伸ばし、好転させることに成功したようです。

キャッシュフロー

営業活動のキャッシュフローは14億元のマイナス、
投資活動のキャッシュフローは75億元のマイナス、
財務活動のキャッシュフローは265億元のプラスでした。

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配当

無配当です( ノД`)シクシク…

EPS・PER

EPS(一株あたり純利益)は0.044人民元でした。

PERは2019年10月30日終値8.79HKD、為替1HKD=0.9CNYよりPERは約180倍です。

株価が割高というよりは、純利益が今はまだ小さすぎた結果PERが跳ね上がっただけと考えられます。

配当もありませんし、中長期で保有するには大きな値下がりリスクを受け入れられる潤沢な資金が必要かと思います。

その分、スマホの海外シェア獲得やIoT家電のブランド化に成功すれば、大きな株価上昇の恩恵を受けられそうでもあります。

そうでなければ、好決算を受けて株価が素直に上昇するときまで手を出さない方がいいかもしれません。

参考


役に立ったnoteがあったら幸いです。 お礼に中華料理をとは言わないので、ウーロン茶の一杯でもご馳走してもらえたらありがたいです。