チャイナ・モバイル(941)(CHL)
コード:941(香港市場)、CHL(NY市場)
中国の携帯電話キャリア最大手。香港市場と、ニューヨーク証券取引所にも上場しています。2019年11月現在、9億4300人以上の契約者を抱えりおります。次世代規格5Gの銘柄としても要注目です。
2018年にはフォーブス誌の世界の有力企業2000社のひとつに挙げられました。2000って多すぎねえ?って思いますが、世界中に星の数ほどある会社の中から選ばれるので、有力なことには違いありません。
チャート
2015年前半に天井をつけてから下降トレンドがなが~く続いています。
現在の株価は2014年の長い下ヒゲのある足の安値をも下回りました。
素人では今後も売りが加速すると考えがちですが、それを狙ってか狙わずか定かではありませんが、上昇に転じたりすることもあります。
そうなるだけの材料はあるのか、材料が発生しうるのか、同業他社や中国の通信業界事情を見ていく必要がありそうです。
業績・貸借
業績はキレイに右肩上がりだったのですが、昨年は売上高が一昨年のそれを下回りました。純利益自体は増加しているので、利益率は上がったと好意的に見てもいいと思います。
キャッシュフロー
営業がプラス、投資と財務がマイナスの理想的な形を保っています。
配当
2018年度は3.217香港ドルでした。500株からなので、およそ1600香港ドル(約2万2000円)以上とかなり高配当となっています。本当に??
2017年は上場20周年記念配当があったため高めの配当でした。
中国株は一年に2回配当があります。このグラフも半期ごとではなく、一年間の総額で作成しました。
配当性向が50%以上とかなり高いです。純利益の半分を株主に還元してる太っ腹っぷりです。本当に???
そう思って、株主に支払われる額(Dividends paid to the Company’s equity shareholders)を確認しましたが、純利益(1200億元)のざっと半分くらい(600億元)ありましたので、マジで純利益の半分くらいを配当として出しています。
株主としてはうれしいことこの上ないのですが、他に使い道ないのかな?とも考えさせられます。
EPS・PER
EPS(一株あたり純利益)は5.75元、PERは10倍前後をウロウロしています。
チャートは下降トレンド(売り)、業績は良好(買い)、配当は良いが配当性向に不安を感じさせる(交錯)といった具合です。資金に余力のある人、通信業界に明るい人はチャンスを狙ってもいいと思います。
参考・出典
役に立ったnoteがあったら幸いです。 お礼に中華料理をとは言わないので、ウーロン茶の一杯でもご馳走してもらえたらありがたいです。