見出し画像

1個しかない

先日、近所のセブンイレブンに寄ったら、マウントレーニアのほっくり和栗を見かけた。

最後の一つが残っていたので、買ってみることに。

味は、私としてはすごく美味しくて、これは見かけたら絶対買おうと心に決めた。むしろ、売っている分だけまとめて買いたいくらいだった。

その後も、セブンイレブンに行くと、いつも1個しか店頭に出ていない。

私が訪れる時間が夜なので、毎回最後の1個なのかもしれないけど、それにしたっておかしい。

もしかして、私のようなまとめ買いを目論む人がいることを懸念したセブンイレブンが、1個売れたら1個補充するという手段をとっているのではなかろうか…

もしそうであれば、いろんな人の手に限定商品がきちんと渡るよう配慮された仕組みだなと思ったけど、どうだろう。

今日は金曜日。

私は今日が終われば4連休だ。かつて接客の仕事や、一般的な休日とは無縁のライター職に就いていた頃は、金曜日なんてちっとも嬉しくなかった。

というか、曜日を意識したことがなかったかもしれない。

今の会社は、出版社にしては珍しくしっかり土日休みも、大型連休もある。

そうした土日休みや連休をゆっくり過ごせるのは、かつての私のように、土日祝日関係なく働いてくれている人のおかげだ。

だから私は、休日に出かけた先で接客をしてくれた人や、ラーメンをデリバリーしてくれた人、ネットで注文した商品を届けてくれた人に心の中で猛烈に感謝している。

もちろん、「ありがとうございます」と感謝の言葉を声には出しているけど。

さすがに「あなたのおかげで私の休日は充実しています!今日も働いてくれてありがとうございます!」なんて言うことはない。言ったところで、きっと引かれるだろう。

とにかく私は、自分が客だからと横柄な態度になったり、暴言を吐いたりするような人が減ってほしいと思う。

例えば、店員さんがお釣りを渡し間違えてしまったとしても、「お釣りが違います。確認してください」とその行為に対してだけ意見を述べればいいだけで、「お釣りが違うけど?それでも接客のプロなの?ふざけんな、どういう神経してるんだよ」とその人の人格を否定する必要はない。

しかし悲しいことに、クレームを入れる際に後者のように、対応者の人格を否定する人は多い。事実、私も何度かそういうお客さんに遭遇したことがある。

そして、同僚のタオちゃんが昨日、取引先から上記と似たような暴言を吐かれていた。

どんな人にも大切な人がいて、心があって、人間。

気遣い、思いやりで溢れた、人の心を尊重し合える社会になってほしいと心から願う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?