「答え」があると読まれる。記事にオチをつけるタイトルの"秘伝のワザ"
オチのないコント、見たいですか?
事件が一向に解決しない推理小説、読みたいですか?
私はどっちも、あんまり見たいと思えません(笑)
前回のnoteは、読まれる記事と売れる広告の共通点として、問題があるという話を書きました。
問題とは「悩みや課題を起点に書く」こと。つまり、起承転結の「起」にあたるのが、問題です。
ただ、問題だけで解決がない記事の場合、「ああ読んでよかった」とはなりづらいです。
それは、オチのないコント、解決しない推理小説とおんなじです。
たくさんボケて、最後にガハハハハと笑わせてくれたり。
「あ〜この人が犯人だったのか!」と伏線を回収してくれたり。
私たちはオチ、つまり答えに触れることでようやく、読んでよかったと思う傾向にあるようです。
じつはオチである「答え」の部分をタイトルで少し見せてしまうと、読まれることがあります。
現代人は特に忙しいので、最初からオチを知っていた方が、読んでもらえることも多いためです。
今回は、記事や広告のコピーを書くときに、お客さんにどう答えを示すのか、どうやったらその答えが読んでもらいやすくなるのか、その方法をご紹介してみようと思います。
広告の役割のほとんどは、解決策の提示です。
「あなたの人生にこの商品があるとどう変わるか」という解決策を、言葉とビジュアルでわかりやすく描くこと。
またnoteの記事も、特にノウハウを紹介する記事の場合、この解決策の書き方がとても役立つことと思います。ぜひ参考にしてみてください。
1、まずは読む敷居を下げる
いくら有益な解決策があるからといって、最初から、難しくて分厚い参考書を開く人はいないですよね。できれば簡単で、自分にもできそうなものを選ぶと思います。
読むハードルを下げるためには、簡単さをアピールすることが有効です。そのために、私はふだんこんな言葉を使っています。
初心者もできる
アルバイト募集の見出しに、よくこんなものがありますよね。
未経験大歓迎!初心者OK!
そう、私たちはどんな小さなことでも、何か新しいことを始めるとき「私でもできる?」と不安になります。それを安心させられるのが、「初心者でも大丈夫」という言葉です。
この言葉をタイトルに使ったものが、こちらです。
「その記事、画像で損してる」初心者もできる!画像作りの"秘伝のワザ"
「その記事、画像で損してる」で少しギクッとさせて
↓
「初心者もできる!」で私にもできるかもと思わせて
↓
「秘伝のワザ」で特別な解決策があることを明確に示す
このタイトルには、こんな戦略的なねらいがあります。
「画像作り」というと、ソフトが使えないとか、センスがないとか、はじめての人であるほど、難しく不安に感じるものではないでしょうか?
それが「初心者もできる」とすることで敷居が下がり、多くの方に読んでもらいやすくなります。
同じように敷居を下げる目的で、他にもこんな言葉も使えます。
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