オンライン英会話の初心者が、緊張しないコツ
先日書いた「マーママがオンライン英会話を6年続けた荒ワザ」の記事を読んで、「オンライン英会話をはじめてみました」とさっそく声をかけてくれた方がいました。その行動力すばらしい!
しかしそのうち、何人かは「上手く話せず残念だった」と話していました。
私もそういえば6年前に体験を受けた時「こんなに話せないものなんだ‥」とショックを受けたことを思い出しました。さらに毎回のレッスンのたびに緊張していたことも。
ただ今考えると、初心者が話せないのは当たり前で、そんなに気にしなくても良かったなと思えるのです。そこには明確な理由があります。
今回はオンライン英会話初心者の方が、緊張せずにレッスンを受けるための考え方と方法をご紹介してみようと思います。
●喋れないのは「使い慣れていない」せい
上の単語をざっと見てみてください。きっとほとんど、読めばわかる簡単な英語ではないでしょうか?
しかし実は、私が最初オンライン英会話をはじめた時、この簡単な言葉が頭から出てこなかったんです(笑)
読めばわかるのに、自分で言おうとすると出てこない。つまり脳内には確実にそれらの言葉がインプットされているのに、アウトプットは上手くいかない。それはなぜでしょうか?
単純に「使い慣れていない」からです。
私は英語を話す時、自分の脳内に英語の棚があることをイメージしています。私たちが長年英語を習っても喋れないのは、その英語棚の中がグチャグチャで、どこに何があるのか、どんな時に何を取り出すべきかわかっていないから。
しかし例えば「行く」と言いたい時に「Go」を取り出す練習、「りんご」と言いたい時に「Apple」を取り出す練習を繰り返していくと、その英語棚の全体像がわかり、中がどんどん整理されてきます。
どこに何が入っているか一目瞭然になり、同じ種類の仕切り棚の中には、似たような新しい単語を取りこんでいけるようになります。アウトプットすると、自然にインプットできるようになるのは、それが理由です。
「習うより慣れろ」と言いますが、英語に関していえばそれがずばり当てはまります。私たちは案外、たくさんの英単語を知っています。だってホテルも、レストランも、デザートも、全部英語です(笑)
最初はその知ってる単語を「取り出し慣れる」ことが、英会話上達への近道です。何か新しいことを覚えるより、少し気が楽ではないでしょうか?
●まずは自己紹介だけ言えればいい
最初のレッスンを緊張せずに迎えるために、一つだけ準備しておくといいものがあります。それは「自己紹介」です。
オンライン英会話だけでなく、きっとこの先の人生でも、英語での自己紹介が必要になる場面に必ず遭遇します。
私は今まで70人近くの先生と自己紹介を交わしてきました。オンライン英会話では、先生から自己紹介をしてくれ、次に自分が自己紹介をする流れになることが多いです。
最初は緊張するかもしれませんが、自分なりの型を持っておくと楽。初心者の方は、まずはこの3つだけ言えたらパーフェクト!です。
1)名前を言う
初心者の方は、まずは名前さえ言えれば上出来です。私の場合はこんな風に、呼び名とセットで自己紹介をしています。My name is~を使ってもOKです。
Hello, I'm Yumi Komoriya.
こんにちは。小森谷友美です。
You can just call me Yumi.
Yumiって呼んでください。
2)趣味を言う
先生の自己紹介では趣味を言うことが多めです。Listening to music(音楽観賞)、Watching dramas(ドラマ観賞)、Reading books(読書)など、先生の趣味も日本人と変わらないものが多い印象です。
私はこんな感じで趣味を話して、前回の記事でも書いたように自分の好きな話題へのキッカケをつくっています。
I love cooking, writing essays and drinking.
料理、エッセイを書くこと、お酒を飲むことが大好きです。
My hobby is watching YouTube.
私の趣味はYouTubeを観ることです。
3)住んでいる場所を言う
Japanなど国名よりも、都市名の方がおすすめです。先生は日本人の生徒が多いため、比較的日本のいろいろな場所の名前を知っている印象です。
I live in Tokyo.
私は東京に住んでいます。
そのほか余裕があれば、家族構成や、仕事のことを話してもいいかもしれません。私はこんな感じで言っています。
I have two sons.
私は2人の息子がいます。
I create advertising as a copywriter for 14 years.
私はコピーライターとして広告を14年間つくっています。
●「How are you?」の返しを決めておく
そして英語にまだ慣れていない私たちがアタフタするのが、"How are you?"を聞かれた時じゃないでしょうか。咄嗟に"I'm fine"と答えても、もちろんOK!でもその後の会話に広がりを持たせるために、いくつかバリエーションを持っておくと便利です。
I'm good.
いい感じ。
I'm okay.
まあまあかな。
どちらもすごく簡単なのに、I'm fineより"こなれ感"がありませんか?笑
このように答えたら"Thank you, and you?"と聞き返します。(私はたまに忘れます。それでも問題なし。笑)
慣れてきたら、次の会話に繋がるキッカケになるような返し方もおすすめ。
I’m excellent!
最高!
Too bad!
めっちゃ調子悪い!
どちらも「何があったの?」とつい聞きたくなってしまいませんか。その後、どんなことがあったのかを、簡単に英語で話せるとさらに良いと思います。
●聴き取れない時に使えるフレーズ
そして最初は先生の言っていることが聴き取れないこともあるかと思います。そんな時はこのフレーズが使えます。
Please say it again.
もう一度言ってください。
Please write it on the chat box.
チャットに書いてください。
先生は基本的に、超初心者の英語にもとっても慣れています。だから何度聞き直しても、まったく問題はありません!声でわからなかったら、チャットの方に書いてくれるので、それを読んでもよいのです。
●正しい英語より「大きい声」
私ははじめのほう、正しい英語を言えているか不安で、ついモゴモゴと小さな声でしか喋れませんでした。すると先生に何度も聞き返され、そのたびに自信をなくしていく始末・・・。
しかしある時、大きな声でハッキリ喋ることを意識。すると、どんどん通じるようになりました。
日本語でも、モゴモゴと喋ると聞き取り辛くなってしまいますよね。それが英語だとなおさらです。
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今回はオンライン英会話を初心者が緊張しないためのコツをご紹介しました。基本的には先生の流れに身を任せて、最初はフリートークよりも、日常会話のテキストなどを用意してもらうことがおすすめです。
I want to study basic English.
私はベーシックな英語を勉強したいです。
Can you give me any material?
何か教材はありますか?
先生は日本人の英語を聞き慣れたプロです。「LとRの発音が苦手」とか、日本人の完璧じゃない英語にはとっくに慣れています。
それに何か間違えても、相手はしょせん見ず知らずの遠く離れた国の人。誰にもバレないし、ぜーんぜん恥ずかしいことなんてありません!
したい人10000人、始める人100人、続ける人1人
とも言われます。始めた行動力は、本当に素晴らしいのです。
そこに誇りをもって、まずは気軽に受けてみてくださいね。
めちゃくちゃ応援しています。それではまた。
小森谷 友美
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