悪魔の愛人:リダ・バーロヴァ

 今回はナチスドイツの宣伝大臣だったゲッベルスの愛人となった、チェコ人のリダ・バーロヴァを主人公とした映画「リダ・バーロヴァ」を見ました。
 この映画はずっとみようと思っていたのですが、Netflixでの配信が5月14日までだったので、急いで見た次第です。

 チェコ人のリダ・バーロヴァは俳優としての夢を追いベルリンにやってきて、そこで人気俳優のフレーリッヒと恋仲になるが、次第にゲッベルスに惹かれていき、彼の愛人となる。しかしヒトラーがこの関係を知り激怒、ゲッベルスはリダ・バーロヴァと別れることを余儀なくされる。その結果、リダ・バーロヴァは映画界から追放され、故郷に戻ることになる。その後、一気に話が省略され、戦後にドイツの協力者として拘束され、その間に妹と母を亡くしたが、父に救われて開放され、終わりです。省略が多くストーリー展開が早すぎて内容はいまいちでした。

 ズデーテン地方併合についても少し話題にあがりましたので補足しておくと、ヒトラーは1938年にチェコスロヴァキアのズデーテン地方の併合を要求、ミュンヘン会議によって国際的に割譲が認められましたが、ヒトラーの野心は止まらず、チェコスロヴァキアの解体に至り、1939年にドイツはポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が始まることになります。


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