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「一石“四”鳥」の登校班の旗振り当番

娘が4月から小学校に入学した。
息子が年長で保育園にも通っているので、4月からの保育園&小学校のスケジュール調整に戦々恐々としていた3月。

そんななか、娘が通う小学校はPTA主導で登校班が組まれていて、さらに、各家庭の持ち回りで旗振り当番が回ってくる。
登校班の集合場所から学校の手前まで班の後ろに付き添って交通安全を見守るというもの。

未就学の弟妹がいる家庭は辞退もできるらしかったけど、小学校入学直後は娘本人も緊張しながら通うだろう。そんな娘の楽しい小学校ライフの一助になるなら旗振り当番もやってみるか~という気持ちで前向きに「参加します!」と返信。

「一石二鳥」の旗振り当番

単なる旗振り当番としての役割だけじゃなく、自分たち家族のためにもなるだろうと、こんなメリットを考えていた。

メリット①交通安全

いわずもがな、旗振りの一番の目的は子どもたちの登校を安全に見届けること。

どんな道を通って、危険なゾーンや「こども110番の家」を確認するのもよし。

メリット②いざとなったら声をかけられるお友達が増える

積極的に参加しようと思った理由はこれ。登校班のお兄さんお姉さんの顔が分かれば、何かあったときに娘のケアもできるし、何より私自身が共通の話題として娘と会話ができる。

これは登校班に限らず、保育園時代から実践していたことで、クラスのお友達の顔と名前、ついでに親御さんの顔も覚えるようにしていた。
「〇〇ちゃんが~、△△くんが~」という話がよりイメージできるし、トラブルがあったときにもちゃんと対応できる気がして。(幸い一度もないけど)

実際、小学校入学式前の春休みから学童に通い始めた初日。
学童に入ったら、保育園時代のひとつ上のクラスで日ごろから私が話しかけていたお友だちを発見。
すかさず、「〇〇ちゃん、久しぶりー!今日から□□(娘)通うんだよぅ。よろしくね!」と声をかけられた。ど緊張だった娘を中に誘ってくれてとても助かった、というエピソードもある。


…と、そんなことを考え、
いざ、5月4週目。我が家の旗振り当番が回ってきた。

いや、これって「一石“四”鳥」の旗振り当番では!?

メリット③おしゃべりが楽しすぎる

登校班は13人。2列になってさぁ出発。私は一番後ろ。
娘を含めて小1メンバーは前の方にいる。

ただ歩くのもつまらない、すかさず近くを歩く女の子に名前と学年を聞いてみる。
名前の漢字も聞いて、「え~めちゃ可愛い名前!」とか盛り上がる。
すると、目の前の男の子も振り向いて話しかけてくれる。

すると、どんどん話の輪が広がり、「今、何流行ってんの?」「なにそれ知らない!調べてみる~」「アニメ何見てるの?」とか普通におしゃべりが盛り上がってしまった。

控えめだった小6の子も「わたしはボカロが好き、初音ミクと重音テト」と教えてくれた。

一番衝撃だったのは、「もうブリンバンバン流行ってないよ!」ってww
まじかよ、せっかくカラオケで歌えるようになったのに!

そんなこんな旗振りながらおしゃべりしてたらあっという間に小学校に着いてしまった。
「いってらっしゃい!」また明日ね~。と笑顔でみんなを見送った。

メリット④小学生の生態を知ることができる

翌日も、集合場所に行くと昨日話していた子たちが駆け寄ってきて「昨日のアレ調べた!?」と話しかけてくれた。
嬉しいー。

そんな感じで毎朝15分間話しているなかで、かなりみんなと仲良くなった。

すると、
「テレビは見てない、TikTok見てる」(やっぱそうなのか)
「この動画可愛いよ」「このゲームやってる」(流行が早すぎる…)
「習い事3つやってる」「おれ、4つ~」(ほんと多いなぁ)
「塾通っているよ」(小3なのに!)
「英会話習ってる、〇〇駅まで通ってる」(そんな遠くまで!?)
「中学受験するよ」「この中学が気になっている」(超リアル!!)

ハグカムの事業が幼児~小学生をメインターゲットにしているので、これまで様々な保護者の方にもインタビューしたし、お客様アンケートやメールを通じて理解を進めていた。
けど、直接小学生から聞く話はもっとリアルで生々しく、「ペルソナ」という頭の中で想像していた小学生がまさに目の前にいて実態としてイメージができた。

うぉぉ、めちゃくちゃ勉強になるぅぅ!!!

という感じで、なんとも楽しく充実した15分×5日間!
一石“四”鳥、最高。

たったの15分を最大限楽しもうとしちゃうのは自分の特技なのかも、と改めて思った1週間でもありました。

毎日笑顔で通ってくれる娘、頼もしいよ!

趣味に「子どもに話しかける」を追加

最近気づいたんですが、「子どもに話しかける」が趣味なのかもしれない。

子どもにとって家族以外に安心できる大人の存在がいるって大事なことだなと思っていて、保育園だけでなく公園とか旅行先とかでも一緒に遊んでくれる子には積極的に話しかけていた。

大丈夫です、怪しい人ではありません!w

だって、最初はもじもじしていた子が心を開いてくれた瞬間は喜びしかないんです。

登校班で1番おしゃべりしてくれた女の子との今日の会話。

「次に旗振り当番するの9月なんだよー。それまで忘れないでよ!」
「大丈夫、覚えたよ!□□ちゃん(娘)のママでしょ。」
「ちなみに名前は弥生だよ〜」
「え、弥生…ちゃん?でいいの?」
「うんうん、弥生ちゃんで!(心の中でガッツポーズ)」

たまりません!9月の旗振りも楽しみ!!

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