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【3/11日録】

協会で資料整理。いろんな映像や音源が残されている。サンケイホールブリーゼで2013年にあった公演の映像をみつける。入門して1ヶ月ちょっと、まだ本名で見習いだった頃の会のチラシの写真。

三代目春団治師匠の楽屋へご挨拶に伺うと、文字通り名もない下っぱの私に対して、くつろがれていたところなのに、わざわざ腰を上げられて「これはこれは、桂春団治です」と丁寧に御辞儀してくださって感動した思い出。自分も行儀、礼儀はいつまでもこんな風にありたいなと思った。

高座にはその後もまだまだ出演されておられたが、滅多にかけなくなっていた「親子茶屋」を公演されたのはおそらく最後の機会ではないかと思う。素人時代、何度も目に焼き付けた春団治師匠の高座も、この時は仕事場の空気に緊張して袖で聴くこともままならなかった。そんなことを思い出して襟を正してもうすぐ9年目。昨日のことのようにもとても昔のことのようにも思えます。

バテ気味の冬だったが、ようやく2021年の落語モードに入れている気がする。明日は修行中、レギュラーで10回出演されて頂いた竹林師匠のつれもて寄席です。こちらも思い出沢山で楽しみです。

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