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2020東京オリンピックをどうみるか

2021年は、東京オリンピック、パラリンピックの開催年でした。スポーツを通じた世界の交流、平和の象徴、スポーツマンシップによる倫理効果など、いろいろなポジティブな面があり、その面が強調されがちですが、過去から国威掲揚への利用、過剰な商業主義、薬物利用などのダーティな面も報道されてきました。

もとからダーティ?

2020年に東京大会の開催が決まったときに、誘致合戦に関連して、ダーティなお金問題が採り上げられたのも記憶に残っていました。

例えば、フランス検察は2016年5月12日、予定される東京オリンピックの開催をめぐり、招致委員会側が国際陸上競技連盟(IAAF)のラミン・ディアク前会長の息子に2800万シンガポールドル(約2億2000万円)を支払ったとされる疑惑を捜査していると発表していました。(BBC WORLD PRESS JAPAN:2016年5月13日)

2022年になって、大会役員がからんだダーティーな側面が採り上げられました。東京オリンピックに真面目に参加した選手、関係者と応援をしてきた人々には、とっても残念な結果となっています。

東京地検が金をめぐる問題をどこまで明らかにできるのか。政治家に忖度して、トカゲの尻尾切りで終わるのか。世論の圧力の大切さを実感しています。

かかった費用はどうするの?

会場の設置や大会終了後の維持費などをめぐる、高額な税金投入も問題になりました。大会招致前には7000億円程度と低めに見積もって賛同を得ましたが、予想通り、大会後には1.4兆円と倍額ぐらいにふくれあがった費用の、責任はだれが採るのか。税金ですか、また、と一国民は嘆かざるを得ません。

札幌五輪の誘致はどうなるの?

そして、今、日本オリンピック委員会が2030年の札幌への冬季オリンピックの招致を語る資格があるのか、札幌大会では果たしていくら金をかけるか、といった強い批判や疑問が出ています。

世界では日本人は金(ワイロ)に弱いという評判や、ジョークをよく聞いたり、見たりする機会があります。

例えば。

「今から革命が始まる。おまえ達は駅を占拠しなければならない。」と言われると、

フランス人達は、駅に攻撃を仕掛け、
イギリス人達は過去にそんが事例があるかを調べ、
ドイツ人は駅に向かって一列に並び、
日本人は駅長をいかに買収するかを話し合う。

こういう揶揄が正当かどうかは議論すべきでしょうが、世界の目て、以外に根拠があるかもと思うことがあります。残念だけど。

トワ・エ・モアの曲を思い出しつつ。

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