避難訓練
発達障害(自閉症スペクトラム)と診断された子どもを育てている母のつれづれ日記です。
支援学校では毎年、地震や火事、不審者が来たなどのテーマをその時々で決めて、避難訓練を行います。
地震の場合はまずは机の下に隠れ、少し落ち着いたら避難場所へ向かいます。
学校から、前の週の後半で翌週の予定表を毎週いただくのですが、ユウは予定表が全て読めるため、避難訓練が行われることが分かっています。
この「前から知っている」は、見通しがなかなか持てないユウにとっては概ね良いことなのですが、一つだけ悩みがあります。
避難訓練が始まると校内放送が流れるのですが、まさに「今から放送が始まる!」という状況が、必要以上にユウをドキドキさせてしまうようで、放送が開始した直後まではずっと耳を手で塞いで、今か今かと待っています。
校内放送が始まってしまえば、その後は適切に動くことができるのですが…。
だんだん大きくなってきて、ユウと一緒にいる時間が少なくなってきましたので、何かあった場合、保護者としてすぐに対応することが難しい場合も出てきます。
東日本大震災のとき、ユウはまだ小さく預け先にいたのですが、停電のために信号が機能せず、事故が起こらないようにお互い譲り合いながら預け先に向かうことになり、かなり時間がかかりました。
当時ユウはパニックにはならなかったものの、保育士さん1人を独占しており、私が迎えに行くと泣き出しました。
「怖かったね〜」と言うと、うん、頷いたのを覚えています。
普段から訓練をして身につけておいてもらうと、迅速に適切に逃げ出し、安全を確保できますので、今後もしっかり訓練で身につけていってくれたら、と思います。
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