自閉症の人の人間力を育てる
発達障害(自閉症スペクトラム)と診断された子どもを育てている母のつれづれ日記です。
今日は、自閉症について片っ端から本を読んでいた頃に出あった本をご紹介します。
「自閉症の人の人間力を育てる(篁一誠 著)」
著者は臨床心理士という立場で自閉症の人たちとその家族と関わり、その中で彼らの行動を観察し、仮説を立て、生活の中で検証することを繰り返し、自閉症の特性を理解することを試みてきたそうです。
自閉症の人の世界と私たちの世界をつなぎ、著者が教わったことを多くの方に伝えるために、「通訳」と「伝道」が自分の役割だということで講演を実施し、講演録を丹念に編集してこの本が出版されました。
この本から学んだことは…
・自閉症の人に育てたい力が3つある。
1)模倣する力を育てる
2)人からものを教わる姿勢をつくる
3)意欲を育てる
・知能を「知的能力」と「知的効率」に分けて考える必要がある。
「知的効率」とは創造性、自己主張、持っている力で現実にどう適応できるか。
→3つの面がバランスよく育っていくことが必要。
・理解できない言葉
1)よく聞いて
2)よく見て
3)きちんとしなさい。きれいにしなさい
4)早く!
5)ちょっと待って
・おうむ返しの本当の意味
→「わかりません、教えてください。」の意味なのではないか?
→もう一度、伝え直して答えられるようにしてあげるという関わり方をしていけばいいのでは?
・考える力を育てるときのポイント
1)目と手と頭を使う
2)文字を使って言葉を教える
3)自分で行動を選択させ、実際行動する
ユウの言動をひたすら観察し、こうじゃないかなあ?と理解をしていくときに、とても参考になりました。
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