自閉スペクトラム症
発達障害(自閉症スペクトラム)と診断された子どもを育てている母のつれづれ日記です。
時間を見つけては、自閉スペクトラム症について本を読んでいます。
今回読んだ本の学びを書き留めておこうと思います。
「自閉スペクトラム症 「発達障害」最新の理解と治療革命(岡田尊司 著)」
この本は、自閉スペクトラム症の現状や治療のためのアプローチの紹介されたものです。
問題を解決するためのさまざまなヒントが盛り込まれています。
「自閉的」とは、自分と異なるものを受け入れるのに抵抗が強いことで、この傾向が強く、日常生活や社会生活に支障が出る状態が「自閉スペクトラム症」と定義されています。
自閉スペクトラム症は、現代社会の「流行病(エピデミック)とさえ言われており、「多数の要因が重なり、それがある限界を超えたときに発症する多因子の障害」だと考えられるようになっているそうです。
概念自体にパラダイムシフトが起き、治療領域でも革命が起きていると著者は言います。
この本から学んだことは…(以下、本文抜粋)
・自閉スペクトラム症の要因は
①物質的要因(薬物、重金属など)
②晩婚化
③産科的要因(分娩時のトラブルなど)
④養育要因(虐待、ネグレクトなど)
⑤情報環境
などの「近代的な生活と結びつきの強い環境要因」が重要な要素であることは疑いなく、その重要性が再認識されようとしている。
・自閉スペクトラム症の治療は、いくつもの突破口が同時並行的に開かれ、分厚かった壁を粉砕しようとしている程のブレークスルーが起きている。
・環境によって起きている部分が少なくないということは、生まれ持ったもので変えようがないのだ、と諦めなくてもよくなろうとしている、ということ。 (ここまで)
治療やアプローチの方法も詳しく説明されており、大人になってから診断された方にも有効なものもあって、なるほど!と思えることがたくさんありました。
ユウの療育はこれからも続けつつ、複雑な環境要因を取り除いていくように気を配り、ユウが幸せな日々を過ごすことができるように支援していきたいと思います。
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