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【1039回】受信者が理解できないのは全て発信者の責任か。 - Madoka Sawa https://voicy.jp/channel/632/122942 #Voicy まあそんなわけはないという話で。

【1039回】受信者が理解できないのは全て発信者の責任か。 - Madoka Sawa
https://voicy.jp/channel/632/122942
#Voicy
まあそんなわけはないという話で。

いかがお過ごしでしょうか?
澤でございます。
今日はやや悪魔の囁きの方に近いトピックを選んでみたんですけれども、これはですね、発信者責任という言葉から、ちょっと発想ですね、お話をしていこうかなと思うんですけれども、これですね、僕はTwitterでフォローしてる方が、あるツイートをしてたんですね。
これ、kigou1119っていう名前の方がツイートしてたんですけれども、僕が一方的にフォローしてる人、なんですよね。
この方がですね、発信者責任って、受信者が誤解しないように事実を過不足なく述べないといけない、という話であって、理解する能力も意志も足りない受信者が理解できなかったときにも発信者が悪い、という話ではない

https://twitter.com/kigou1119/status/1352528335855783939?s=21

っていうそういうツイートしてたんですね。
これ、めちゃくちゃ僕、心から賛同なんですけれども、僕みたいにですね、アウトプットすることを生業にしている人間はですね。
一定数、こういう反応って受け取るんですね。
幸いなことに、僕はどちらかというと、少ない方なんじゃないかなと思うんですけれども。
それでもやっぱりゼロではないという感じなんですね。
ついこないだ、これは悪魔の囁きでも、ちょっと話をしたんですけれども、ついこないだやった講義でも、同じことが起きたんですね。
20人ぐらい受けて、まぁ、ほとんどの方が、えー、すごく満足したって、仰ってくださったんだけど、1人だけ。えー、ものすごく不満だっていうふうに言っていて、私には難しすぎたっていう、そういうようなフィードバックだったんですね。
そして、なぜかというと、あなたの説明が悪いからだとか、ちょっと機材トラブルに見舞われたんですけれども、そのせいでこちらの理解度が下がったとか、まぁ、いろいろと書かれたんですけども、えー。そういう経験をするですね。
やっぱ発信者責任ということについて考える機会は、だんだん増えてくるわけですね。
でっ、いろいろ考えると、もちろんなんですけれども、受信者が誤解しないように、あるいは、わかりやすいように発信していくというのは、発信者の責任ではあるんですが、受信者が全然、わかろうとしないとか、受け入れようとしないとか、あるいは、わからないということを自分の力で言語化しようとしないとかっていうのは、申し訳ないけど、どうしょうもないんですよね。
発信者側っていうのは、万能ではありませんから、相手の心づもりまで根こそぎ変えるっていうところにまで、労力かけてられないこともあるわけですよね。
それをした場合も、もちろんあるんですけども、一般的なビジネスのプレゼンテーションにおいては、最低限、これぐらいは知っておかないといけないよねっていうのも、まぁ、時としてあるわけですね。
例えば、エンジニア向けにプレゼンテーションをするときに、IF文の書き方も全くわからない人が混じっていて、私は素人だから理解ができない、あなたはそういった人に向けても、ちゃんと考えて講演しなきゃいけないじゃないかなと言われても、はっきり言って困るわけですね。
だから、最初からエンジニア向けって言ってるでしょ、というそういう話であって、まぁ、これは、えー、受講者のスクリーニングというのが、必要になってくるわけですね。
もちろん、誰でもOKよっていうふうにしてる場合には、非常に幅広く、そこをカバーできるようにデザインするってのは、これ必要ですけれども、
まぁ、ある程度ですね、何々向けというふうに書かれていたら、それがわからなかったときには、これははっきり言ってしまえば、受信者もかなりの責任を持っているんですよということなんですね。
これ実はですね、テクノロジーを生業にしていると、めちゃくちゃこういう場面って、多いんですけれども、というのはですね、顧客の方が、それも顧客の中でも責任者の方が、ITに関する知識ってのは、全然お持ちじゃないっていうことが、まあまあの頻度であるんですね。
これ、先進国の中では結構珍しい方だと思われるんですけども、少なくも僕はいろんな国に同僚居ましたけども、その人たちから聞くと、完全なド素人というのが、ITに関わる部分で何らかの責任者というのをやるってのは、極めて稀なんですね。
なぜかというと、当たり前ですよね。
あのー、例えばなんですけれども、船に全く乗ったことがない人が、船長をやっている船で、まぁ、どっか外国に船旅しようかって思わないですよね。
危ないですね、それって、そういう人が船長になって、何かしらの判断をするってなったら、乗客、怖くないですかね。
でも、これを起きるんですね。
そういうことが、そして、なるとですね。
そういう船長さんにとって、役に立つであろうものというのを持っていく人がいるわけですね。
例えば羅針盤かもしれないし、えー、操作性の良い梶かもしれないし、よく見える双眼鏡かもしれない。
そういうのを持っていくんですけども、いかんせん、船長さんが全然、船の操縦したことがないとか、船っていうのがどういうふうに動くか理解してないとですね。
何を持ってこられてるのか、全然、わからないんですよね。
これ、何するものなの?みたいな感じなっちゃうわけです。
でっ、そうなってわからないとですね。
私は、もともと素人なんだから、わかるように説明してくれとかいうわけですね。
これ、どうですかね。船が出るまで、えらい時間かかるし、あるいは、出た後だったら、これやばいですよね。
そして、その人が責任者なわけですから、最終的には、その人が判断しないと、右に行くのか、左に行くのかも、決められないってことなんですね。
これやばいですよね。
座礁しても、転覆しても、全然、不思議じゃないっていう状態で、恐る恐る他の人が一生懸命ですね。
航海士の方とか、機関士の方とかっていうのが、船を動かすことになるんですね。
こういうのが、めっちゃあるあるなんですけれども、これなんかは受信者である、その船長さんというのが、やっぱり、最低限の知識を持ってないといけないってことなんですね。
なぜかというと、責任者だからですよね。
あるいは、受信するってのが、無理やり座らされて聞けっていうふうに、あたかも拷問のように何か話を聞かなきゃいけないとかってんだったら、これは別ですけれども、そうではなくて、例えば仕事でそれも自分の責任範囲の中で何かの説明を誰かから受けるときには、仕事なんだから、ある程度、わかってないとおかしいっていうのを聞いてる側も自覚をしなきゃいけないですね。
だけど、これがですね。
日本には非常に悪しきキーワードがあってですね。
お客様は神様ですってやつですね。
これを拡大解釈というかですね、やたらと振り回すやつってのがいて、わからないのは、お前のせいだっていうのを、営業担当者に対して、ものすごく振りかざす人っていうのがいるわけですね。
これ、いわゆる一般消費者向けに何かをしていて、全く本人は知らないような商品を売る場合、これはまぁ、別ですけれども、ビジネスで少なくとも、その責任範囲ってのは決まっていて、それに関わる話をしに行ったときに、わからないってのは、全面的にお前のせいだっていうのは、時と場合によっては、とんちんかんな反応とも言えるのかななんて思います。
最近はですね、とにかく様々なところから情報が発信されていて、僕のvoicyなんかもそうですけれども、受信者っていうのは、かなりの部分、スクリーニングが必要になってるわけですよね。
その受信をするというときに、まぁ、玉石混交な情報の中から本当に自分の人生を豊かにしてくれる情報っていうのを選ぶという、そういう責任が全ての人たちにある意味、発生しちゃってるところがあるかなと思います。
もちろんですね、できる限り、情報をシャットアウトして、本当に自分だけが知っておけばいい情報を、もうチャネルもめちゃくちゃ絞って、そこからだけ得るっていう、生き方も僕は大いにありだと思います。
特にですね、半移住をすると、まぁ、なんと言うんでしょうね。
普段の生活の中で触れる情報って、めっちゃ減るんですよね。
めちゃくちゃ減って、その分、すごく脳みそに隙間ができてるなっていう、そういう自覚があったりします。
これはですね、物理的な住居というものを移すことによって、あえて情報量を減らすということにまぁ、ある意味、成功していると言えるんじゃないかなと思うんすけども、こういうやり方もあり、そしてそのときはですね、自分が得たいという情報ソースというのに集中してから、そこから情報を得ることができます。
これ例えば、僕の場合だったら、九十九里の別宅の方に来たときには、できる限り紙の本を読むというふうにしてるわけですね。
紙の本を読むことによって、純度の高い知識というのを得ることができるというふうになるわけで、これなんかも、ある意味、受信をするという、その行為に対して、自分なりのコントロールを加えてるってことなります。
まぁ、紙の本で知識を得るっていうのは、ともすると、効率が悪いって見方をするかもしれないんですけれども、僕にとっては、これ非常に意味深い行動だと思ってるんで、すごくこれは引っ越した意味があるかなと思います。
引っ越しって完全にじゃなくて、半分ですけれども、それもですね、こちらに自分の拠点があるっていうことによって、得られたものすごく大きな効果一つだななんて思ってます。ということで、今日は、受信者の方にも結構、責任があり、そして受信者もいろいろ考える必要がありますよというお話をさせていただきました。

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