【1120回】プライドとセルフブランディングの関係。 - Madoka Sawa https://voicy.jp/channel/632/145275 #Voicy 「個人の時代」に必要なマインドセット


【1120回】プライドとセルフブランディングの関係。 - Madoka Sawa
https://voicy.jp/channel/632/145275
#Voicy
「個人の時代」に必要なマインドセット

いかがお過ごしでしょうか?
澤でございます。
今日は、ある企業さんの社内勉強会で講師として、登壇をさせていただきました。
こちらはオンラインだったんですけれども、非常に熱意のあるですね。
前途有望全な方々が、もうよりすぐりの人材が集まってくださって、そして、僕の話を聞いてもらったんですけれども、テーマはセルフブランディングでした。
自分のブランドをいかにして、確立していくのかというそういう話だったんですけれども、僕自身もですね、まだまだ道半ばというか、そこまでセルフブランディングが完全にできているとは思ってはいないんですけれども、それも含めてですね、セルフブランディングなのかな、要するに常にアップデートしていく必要がありますよというのも含めてですね。
セルフブランディングということになるのかなというふうに僕は理解しています。
そのセルフブランディング文脈の中で、プライドというものとの関係性をちょっとお話したんですけれども、そこの部分を僕自身の整理も兼ねて、今日はご自身のテーマとしてお話をしようかと思います。
セルフブランディングをしていく上で、例えば、肩書きとかですね、卒業した学校とかですね、何かの受賞歴とかですね、そういったものというのが自分のタグになっている人って多いと思うんですね。
どこそこ大学を出ましたっていうのが、そのままタグになっていて、あの人、何々大学出身らしいよ、えっ、すごいねみたいな感じですね。
そういう会話に出てくることがあると思うんですけれども、これそのものは全然間違ってるとか、駄目だとか、価値がないとか言うつもりは本当に全然ないです。
それに対して、価値を見出す人っていらっしゃいますんで、それはそれで全然構わないんですけれども、一つポイントになってくるのが、プライドの持ち方なんですね。
プライドを高く持つということが、これはとても素敵なことですし、ともすれば必要なこと、自分を高めていく上ではそれはですね、意識してやっていてもいいことではあるんですよね。
僕、あんまりそういうプライドっていうのは、すごく高い方ではないんですけれども、ただですね、自分にプライドを持つということが結果的には自分の成長にもすごく役に立つということを最近、ようやく理解しましたんで、プライドを高く持って生きていこうかなと最近は思ってます。
ただ、そのプライドの持ち方というのは、やっぱり工夫が必要だなというか、意識しないと、自分が損するプライドの持ち方ってのもあるなと思ったんですね。
どういうことかというと、先ほど言ったような学歴だったりとか、過去の受賞歴だったりとか、会社での肩書きとか、そういったものっていうのは、外側にある情報なんですよね。
ちょっと意地悪な言い方をすると、自分が生み出したものではないということになります。
例えば、立派な会社に入った、いい大学に入ったというのは、会社がまず立派なだけ。
大学がすごく偏差値が高いだけとも言えると、もちろんそこに入ったそのプロセスっていうのはすごく評価されるものですし、そして、それに対してはもちろん僕自身も尊敬はするんですけれども、ただ、それがその人自身のプライド全てになってしまっている場合には、これは要注意かなと、どういうことかっていうと、大学を出たというのは、もう出てしまったら、そこの学生ではないので、一旦終了してるわけですよね。
もちろん卒業したという事実に関しては、それは消えることはないので、それはそれでいいんですけれども、ただそこにだけプライドを合わせると、結局のところ、過去の話にすがって生きているという状態になるんですよね。
どこそこ大学を出たんだって、その割にはあの人は…とかってなってしまうと、アップデートとしてないということになりますよね。
あるいは、立派な会社に勤めているということは、それも素敵なことではあるんですけれども、会社を辞めてしまったら、元という肩書きにずっと依存して生きていくことになりますよね。
それだけがプライドのよりどころになると、過去の自分を生き続けるということになりますと、それ自身が間違ってるかというと、別に間違っちゃいないんですけれども、ただ、そこにしかプライドがない人っていうのは、結局のところ、成長することがないとも言えるわけですよね。
アップデートしていかないということもありますんで、そうすると、セルフブランディングというのが、過去にしかない人ということになりますので、アップデートをし続ける人たちに、どうしてもチャンスは流れていってしまうということになりますよね。
ですので、もういいんだと、自分は隠居生活で過去のプライドだけにフォーカスをして、それだけを頼りにして生きて行くんだったら、いいと思うんですけれども、それによって、多くの人の尊敬を集めたりとか、他の人に対して、すごくプラスの影響を与えたりっていうことは、基本的にないというふうに考えてもいいんじゃないかと思います。
ですので、過去の出来事というのに対して、まぁ、何というんでしょう。
思い出としてですね、すごく誇りを持てば、全然構わないんですけれども、それだけが自分の存在意義になったりとか、それだけをプライドにして生きていって、最悪なのは、それを相手に押し付けるという行為をしてしまうと、これはですね、尊敬されない人に真っしぐらになるわけですよね。
そして、ブランドとしては、あの人は過去に生きている残念な人というブランディングがなされてしまうということになりかねないわけですね。
セルフブランディングで、すごく大事なことというのは、常にその時点でも素晴らしいし、さらに、未来に向けて、だんだんこう成長していったりとか、ポジティブに変化していくということが見えてる人っていうのは、これはすごく、何というんでしょうね、世の中に対してポジティブな影響を与え続けることができると思うんですよね。
結果的に自分の人生が面白くなったり、豊かになったり、楽しい人たちが集まってきたりすると、なんのために生きてるかって、やっぱりこれ、面白く人生を歩むってのは、これ一番大事なことですからね。
でっ、そうなったときには、過去にだけすがって生きていくっていうことは、必ずしもプラスに働かないんじゃないかなということを、今日、講義をしながらすごく強く思ったんですね。
これはまぁ、オーディエンスの人たちからの質問にもあったんですけれども、与えられた肩書きだったりとか、あるいは、そういった受賞歴とかっていうのにプライドを合わせるということ。
あるいは、それがブランドの一部に必要なんじゃないですかっていう話は、確かに出ましたし、これはこれで一つのあり方ではあると思うんですけれども、ただそこにですね。
100%自分のプライドっていうものを合わせてしまうと、結局のところ、成長が見込めない人というセルフプランが確立をして、そうなっちゃうと、要は、人が集まってこないということになるわけですね。
今、個人の力というのが、すごくフォーカスされてますよね。
僕自身も個人力っていう本を出させてもらったりしたんですけれども、個の力というものが、どんどん注目をされていって、個の力の集合体として、マネジメントが機能した上で、組織が強くなっていくというのが、これ理想形になると。
まず、組織ありきでそこに人がだんだん寄っていくというような図式から個人の人たちが、有機的にどんどん繋がっていくというふうに組織論も変わってきてるんですよね。
なぜかというと、SNSなんかで、個人の情報発信力が上がっていって、そして、組織というものが変化に対応するために、今までのような組織構造だとうまくいかないということが大分、露呈してきているわけですね。
そのためには力を持っている個人が必要に応じてくっついたり、別の人とまたくっついたりっていうような、そういったことがどんどん繰り返されていって、まぁ、なんていうんでしょうね、細胞分裂みたいな感じですね。
組織を運営されていくのが、これから必要になってくるんじゃないかなと思います。
そのためには、個々人がですね、パワーを持っていって、そのパワーを自分で認識して、さらにそれを伸ばしていくっていうのが、どうしても求められていくし、そうやっていくことで、結果、自分の人生が豊かになるということになるのかなと思います。
そのためには、場合によっては、邪魔になるのが、過去に依存したプライドということになりますんで、ぜひですね。
これをお聴きになっているあなたは自分のプライドというものは、今どこにあるのかということを棚卸しすることをお勧めします。

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