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「プレミアム話し相手」と話すとはどういうことか、あるいはぼくの思う「面白い人」について

こんにちは。
東大を出たあと何やかやあって今は無職として生きております、強化指定豆腐メンタルです。

すでに知ってくださっている方も多くおられると思うのですが、僕はここ最近「プレミアム話し相手」と称した活動を日頃ちまちまと行なっております。

ごく簡単に言うと、「真摯な話し相手としてあなたの話にマンツーマンで向き合い、必要と思われる範囲でこちらからも何かを言います」というサービス的なものです。
話の内容はなんでもOKです。
雑談でも悩みの相談でもけっこうですし、逆にぼくについて話を聞きたいということであればそれも応じます。
そもそも事前に話題を用意して臨んでいただかなくともかまいません。
だいたいいつも場当たり的にやっております。

こんな調子でやっております。
おかげさまで本当にいろんな方といろんな話ができていて、僕としては「これまでやってきてよかったし、これからもやっていきたいなぁ」という気持ちでいっぱいです。


ところで、最近ある方と「プレミアム話し相手」としてお話したときに言われたことがあります。

「本当に前からずっと興味あって、いずれお話したいな〜って思ってたんですけど、話せるネタが全然なくてなかなか声かけられなかったんですよね〜!」

僕がこの方と初めて接点をもったのは、実は昨年の秋のこと。
そして、ようやくお話できたのがつい先日、今年8月に入ってからです。

ファーストコンタクトからお話する機会をもつまでに、なんと1年弱もの時間が経ってしまっていたわけなんですね。
「プレミアム話し相手」と銘打ってあらためて活動に力を入れはじめたのが今年春ごろになってからと考えても、やはり3〜4ヶ月程度はお話するまでに経ってしまっている計算です。

僕は思いました。
「もしかしてだけど、『話してみたいけど話せるネタがないから……』って遠慮してる人、思った以上に多いのでは?」
『面白い人間でもなければ面白い話があるわけでもないのに、どうして連絡する勇気が出るだろうか(いや出ない)』みたいに考えている人も結構いるのでは?」

これが事実だとすれば、それはまさしく大いなる機会損失にほかなりません。
断じて放置しておくわけにはいかない。
いわゆる「面白い人」「面白い話を持っている人」と話したくてこの活動をやっているわけじゃないというところをしっかりみなさんにお伝えして、心ある人とお話する機会をなるべく余すことなく拾い上げていきたい。

ということで、今日は僕が思う「面白い人」「面白い話」について書いていきたいと思います。
当てはまる人はTwitterのDM等々からご連絡をば! ぜひお話しましょう!


僕の思う「面白い人」「面白い話」とは?

のっけからちゃぶ台をひっくり返しにかかるようで恐縮ですが、正直言って「面白くない人」なんていないし、「面白くない話」なんてない、と僕は思っています。
というか、あらゆる人との対話に、僕はそういう気構えで臨んでいます。

人にはそれぞれ固有の歴史があります。
生まれた場所も違えば、経験してきた物事も違う。
考え方も感じ方も、培ってきたものも背負わされてきたものも、一人一人違うわけです。当たり前の話なんですけど。

そういう意味で、誰から聞く話も僕にとってはなんらかの面で必ず新鮮だし、驚きや興味深さに満ちています。

たとえばの話、僕は自己紹介を聞くのがすごく好きです。
どんな子供時代を過ごし、どんなことを学び(あるいはサボり)、今はどんなことをして(あるいはせずに)暮らしているのか、ということを聞くだけでもとてもわくわくします。
その人にとっては当たり前、ただの前提にすぎないようなことであっても、聞いている身としてはとても面白く感じられます。
我が身で経験したことではない以上、すべてが新鮮なものとして映るのも道理でしょう。

あるいは、趣味や仕事の話
この世にあるありとあらゆるアクティビティや職業のうち、ほんのわずかしか経験していない僕にしてみれば、自分の知らない何かに携わっている人の話というのはそれだけで傾聴に値します。
「私のやっている仕事にはこんな難しさがあって〜」「私が趣味にしているこれの醍醐味はこれこれで〜」みたいな話、僕は大好きです。
そこにその人なりの物の見方・考え方みたいなものが透けて見えると(まぁ大体透けて見えるんですが)、よりいっそうわくわくしてしまいます。

エンタメ的なわかりやすい「面白い人」「面白い話」を求めているわけではないんですよね。
百人が百人「数奇だ」と認める人生を送っている人の話とか、コンテンツとしてウケのよさそうな「すべらない話」的なものを求めているわけじゃない。
もちろんそういうものがあなたという人間を表現するのに役立つならば、話してもらっても一向かまいませんよ、とは思います。僕だってお笑いは好きですし。
でも、そういう「いかにもなエンタメ要素」の有無で面白い/面白くないの線引きをしているかと言われれば、まったくそんなことはないです。

「深い話」も別にいらない

それから、これもひょっとしたら人によっては誤解されているかも?と思ったので書いておきますと、僕は別に「深い話」をしたくて人と話しているわけではありません
理想の人生がどうとか哲学がどうとか、そういう話ばかりを求めているわけじゃない。
もちろん結果としてそちらに傾いていくことはありますし、それはそれで大いに楽しいのですが、最初からそういう地点に向かうつもりで話を深掘りすることはほぼありません。

対話を楽しむうえで大切なことというのは本当にシンプルだと僕は思っています。
「お互いがお互いに、できるだけ率直に自分のことを話すこと」。
そこには無数の発見や気づきが詰まっていますし、それらを大事にするほうが、肩肘張った「深い話」をするよりもよほど自分自身にとって大切な何かが得られると僕は思っています。

「つまらない」のはどんなときか?

「じゃあ、どんな人とどんな話をしてもお前は楽しめるんだな? 何が来ても絶対に大丈夫なんだな?」と問い詰める人が現れないとも限りませんから、ここで「僕が話をしていて『つまらない』と感じる瞬間」についても書いておきたいと思います。
「あ、豆腐もつまらないと思うことはあるんだな」「何も聖人君主みたいなご立派な人間ではないんだな」とわかることで、かえって僕と話してみたいと思ってくれる人もいるんじゃないかとも思いますし。

今までの経験上、「つまらない」と思ったのは、次のようなときです。

・相手が何を言っているかあまりにも理解できない
・明らかに、相手から話をする意志も聞く意志も感じられない
・こちらの発言に対して、いちいち暴言や威圧的な態度で応じられる

もちろんこのようなケースはごく稀です。
基本的にはみなさん「話してみたい!」という積極的な意志をもって連絡をくださるので、話がまったく通じなかったり、あるいは一方的な暴言を投げかけてきたりといった人には、今のところほとんど出会っていません(ラッキーなだけかもしれないけど)。

ということで、「つまらないと思われたらどうしよう……」なんて心配はまずご無用ですので、ぜひお気軽にご連絡いただければと思います。
そんな心配ができる時点であなたはコミュニケーションできる人!! あなたとの対話は十中八九楽しい!!


そんなわけでわたくし強化指定豆腐メンタル、「プレミアム話し相手」としてお話してくださる方を随時募集しております。
どんな話も聞きますし、どんな話をしていいかわからない!という方でも大歓迎です。自己紹介からぬるっと始めましょう!
「どうしてもうまく話せるか心配で……」なんて方はとりあえずその旨DMに書いていただければ何かしら一緒に考えます、ご安心ください。
「話してみたい!」という心ある方と少しでもたくさんお話できればと、心の底から願っております。


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