シェア
ちまき
2021年11月9日 00:08
可愛らしい表紙が目に留まり、ふと永井玲衣さんの『水中の哲学者たち』という本を手に取る。1ページ、2ページ…とページを繰る。そこには哲学書にお決まりの気難しさはなく、日常の世界が、若者が精一杯絞り出した言葉で書かれていた。永井さんは哲学対話を通し、等身大でカジュアルに哲学する。この本を読むと、普通の人の、なんでもない日常に、問いが、哲学が溢れていることに気付く。どうやら哲学は、難しい理論を振