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ドラッグストアで働きたい人必見!体力と精神力が必要

人生ではじめての正社員はドラッグストアの店員でした。
「業務拡大のため20名募集!!」
という求人に即応募。
お客様の美と健康のお手伝いをする、最高の仕事だと思いました。

ところが働きはじめると体力、精神ともに大変だったのです。
この記事ではドラッグストアで働きたいと思ってる人に、必要な体力と精神力についてお伝えしていきたいと思います。

ドラッグストア店員に必要な体力とは

ドラッグストアの店員はレジ、接客をしているイメージが強いと思いますが、意外に体力が必要な仕事です。
一つずつご紹介します。

品出し(しなだし)は段ボールとの闘い

文字どおり商品を売場に出す作業です。
品出しでは重い段ボールなどを持ち上げ、運び、箱をこじ開け中から商品を出し、最後に段ボールをたたみます。

お店で扱う重いものをご紹介しましょう。
栄養ドリンク瓶入り1ケース50ml×50本。
ペットボトル飲料は500ml×24本。
ティッシュ1ケースは5箱入り×12セット=60箱。
トイレットペーパーは12ロール入り×8セット=96ロール。
洗剤やシャンプーの詰替も12~15個入っているのです。

一つひとつは軽くても、段ボールのケースで運ぶのは重労働。
品出しに男女関係なく、女性だけのお店のときは体が壊れました。
カラになった段ボールをたたむとき、段ボールの底が硬くてなかなか壊れず両腕で「オリャーッ!!」といつも格闘技をしている気分でした。

体の不調でいちばん多いのは腰痛。
重いものを持ち上げるときは膝(ひざ)を曲げてから腰を伸ばすのがコツだと先輩に教えてもらいました。
どうしても体調が悪いときはお互いさまなので、周りのスタッフに話して作業を変わってもらいましょう。

脚立(きゃたつ)にのぼる危険な作業

自分の身長より高い脚立にのぼる必要があります。
高所恐怖症の人にとっては辛い仕事。
それでも頑張らなければ仕事が終わらないのです。

売場に出し切れない商品を棚の上にストックしておくのですが、紙おむつを多いときは両手に3つずつ持ってのぼります。
本当に危険です。
そして棚の上にあげたものを降ろすときもまた命がけです。
脚立に免許が必要ないのが不思議なくらい、危険な作業。

でも周りのスタッフにちょっと手伝ってもらう勇気をもって、助けを求めてみてください。
きっと快くサポートしてくれますよ。

レジでは握力が大事

お客様が持ってきた商品を一つひとつ持ち上げるのは、握力が必要です。
うっかり手を滑らせて商品を壊すようなことがあってはなりません。

スーパーのレジの人が手首にサポーターを巻いているのを見たことはありませんか?
ドラッグストアでも腱鞘炎になる人がいました。
仕事をしているかぎり手を使うことになるので、自然治癒は難しいのです。
長引かせると仕事にならず、周りに迷惑をかけてしまいます。
私の場合は病院で患部に注射を打ってもらい、治すことができました。

対策としては、必ずサポーターを使うこと。
お風呂に入ったときに手や腕をマッサージしてあげるなど、しっかり働いた体をいたわってあげましょう。

ドラッグストア店員に必要な精神力とは

どこの職場でも働くには精神力は必要ですが、ドラッグストアで働きたいと思っている方には、是非知っておいてほしいことがあります。

白衣を着ていれば薬に詳しいと思われる

ドラッグストアでは、ほとんどの店員が白衣を着ます。
当然薬や健康食品の事はわかっていると思って、お客様に話しかけられます。
そのとき上手く答えられなかったり、売場担当者に引継ぐためお待たせしていると、お客様にイライラされることになります。

担当者に対応してもらった後は、必ずどのような対応をしたのか聞くことが成長への近道です。
そして次に同じようなお客様が来たとき対応できるように、常に自分のスキルアップをはかる必要があります。

このようにして一つひとつ仕事を覚え、一人前になっていきます。
白衣を着ているプレッシャーはありますが、明るく笑顔で対応することで、お客様やスタッフに愛される存在になれますので、めげずに頑張ってほしいです。

シフト勤務で不規則な生活

正社員はもちろん、最近はアルバイトでも時間の固定がされていないことが多いようです。
営業時間内で早番、中番、遅番とシフトが組まれます。
昨日は早番8時から17時、今日は遅番13時から22時という感じで。

これでは睡眠時間、ご飯を食べる時間が崩れ、生活リズムがくるいます。
まったく平気な人もいますが、私のように体がボロボロになる人もいます。

対策として、朝と夜の時間が、特に大事になってきます。
朝はなるべく同じ時間帯(6時から8時)に起きて朝日を浴びる。
夜寝る前のスマホやパソコンは避ける。
最低これだけでも出来るように心掛けましょう。

新商品やCMにアンテナを張ろう

新商品が入荷すると、ベテランの店員達はまず倉庫でチェックします。
「あ~これ、〇〇〇がCMしてる商品だ~」
とかいう会話で盛り上がります。

この無駄に思われるおしゃべりを大事にしましょう。
けっこうお客様に聞かれることになりますよ。
「○○○がCMしてる、あれ、なんだっけ?どこにありますか?」って。

シャンプー、洗濯洗剤、柔軟剤、芳香剤、薬、化粧品まで聞かれるので、テレビやネットで目にしたら、いつもより気をつけて見るようにしましょう。

ドラッグストアで働きたい人へ

ドラッグストアは体力、精神力が必要な大変な職場ですが、それでもみんなイキイキしています。
それは、楽しくやりがいのある仕事だからです。
お客様に「ありがとう」と言ってもらえる仕事。
スタッフ同士助け合って「ありがとう」が飛び交う職場で、一緒に働いてみませんか?
きっと素敵な人生をスタートできることでしょう。

#ドラッグストア
#体力
#精神力

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