鮮明に思い出すマルタ島の気温~Vol.2~
マルタ島に着いた。
友人がいるというので何も調べずに勢いで来た。
マルタ島に来た理由はここに書いているので読んでみて欲しい。
着いた日のマルタ島は快晴だった。
5月の下旬だからかだろうか。
太陽はじりじり皮膚に突き刺さり、背中を走る汗を感じる。
想像以上に暑い。
ここは走れるのか?
と、思わず声に出してしまう。
整備中の道を窓全開のバスで空港から市内へ向かう。
新しい国に来ると、空港から市内へ向かう途中に
この国では何が待っているのだろうと、期待が膨らむ。
初日はマルタに着き、適当に晩御飯を済ませた。
明日は友人がマルタ島からフェリーで30分ほどで行ける、
ゴゾ島へ連れてってくれるみたいだ。
そこにはなんと、友人が今までに食べた食べ物でもTop3に入る、
ツナのステーキがあるという。
そいつを食いに行くだけでもゴゾ島に行く価値はある。
ゴゾ島へ行くには、マルタ島の端にある船着場に行かないといけない。
行き方はバスを乗り継ぎ
徒歩で歩かなければならないが詳しい道のりは忘れた。
船着場に向かう途中に垣間見える海の反射が
妙にノスタルジックでどこか寂しくなる。
そんな時にふと驚く。
自分は日本から遠く離れ、友人とマルタ島にいる事を。
当たり前のことかもしれないが、マルタ島にいるのだ。
旅行中に『今、自分はここにいるんだ。』
と、強く感じることは少ない。
というのも、海外で、絶景を見ようが、どんなに美味しい食べ物を食べようが、海外の友達と遊ぼうが、自分が『今』海外にいるんだな。
と、強烈に思うことは少ない。
なぜなら、自分の『気』がそれらに向いているからだ。
それらの『気』が向き終わり、帰りの電車や、帰り道の夕日を眺め、
海外で孤独を感じることで、強烈に実感する。
自分は今、母国を離れ、大切な人、家族を日本に残し、
海外にいるんだ。と。
これは不思議な感覚で、海外にいるのに
そのこと感じないまま観光をし、ふと孤独を感じると
強烈に海外にいることを感じる。
言葉ではうまく伝えれないが、
海外で感じるこのような瞬間が好きだ。
堪らない。
話はゴゾ島のツナステーキに戻る。
だがもうマルタ島の暑さには気が滅入る。
続きはまた後日に。
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