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episode 7: 食事と体温と生野菜と

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こんにちは!
ゆるっと菜食育ラジオの、のりこです。
ゆるっと菜食育ラジオとは、10分で「菜食 x 食育」すなわち「菜食育」に関して定期的にお届けする、ラジオ感覚で聞いていただけるポッドキャストです。
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今年はまた去年に比べて秋の到来が遅い気がしてますが、1ヶ月前に比べると気温は下がってきましたね。この時期は冷えやすくなるので、体温と食事の関係について少しご紹介できたらと思ってます!Let's goooooooo!!!


平熱の正解

皆さんは「平熱」と聞くと何度を思い浮かべますか?
私はなんとなく平熱は「36℃くらい」とずっと思ってました。35℃台だと冷えてるのか、低体温か。36.5℃以上だと微熱。
そんな程度に体温のことを考えてました。

だがしかし!本当はこの「微熱」と、前の私が思っていた36.5℃から37℃が最適なんです👇

36℃では体内酵素が活性化せず、免疫システムも本領発揮できていない「ちょっと惜しい」状態なのです。また、ちょっとでもそこから下がると自律神経失調症や癌細胞の増加もしやすくなる領域に近づいてしまいます。

一方で36.5℃や37℃までいくと体内酵素(タンパク質ですね)が活性化し、菌やウイルスが生存しにくくなります。

なので、平熱の正解はというと「37℃くらい」がベストなんじゃないかなと私は最近考えるようになりました。

寒いことをすると体温は下がる

じゃあ何をすると基礎体温は上がったり下がったりするのか。
1番目は当然と言えば当然。服装だったり、環境作りだったりで基礎体温は影響されます。

物理的に寒いところで、寒い格好をして、暖かくなることをしなかったら、自然と体の基礎体温は下がります。

仕組みの話を少しすると:

  1. 皮膚で寒さを感じると

  2. 脳の、自律神経を司る視床下部から「体温を一定に保ってください」という指令が体内に出て

  3. 血管を縮めて血液が熱を逃がしにくくする

ということが体内で起きます。血管が縮まると、熱は逃げにくくなり、血流が制限されるので、毛細血管への血流が悪くなるところから始まって、全体的に体が冷えます。

結論、温めたいなら寒い格好は避けましょう(笑)
特に「首」という字が付く部分(手首、足首、首)はおしゃれ心を楽しみたい時以外は隠しておこうね。

食べ物でも体温は下がる

「首」を完全防備しても、体内に何を入れるかで基礎体温へも影響があります。もちろん、アイスティやアイスコーヒーは体を冷やします。冷たい飲み物だから、という理由だけではありません。

陰陽五行の考え方で知っている人もいるかもしれないけど、食べ物や飲み物、またそれらの調理や摂取の仕方によって体を温める作用のものと冷ます作用のものが世の中にはあります。

コーヒーやお茶はホットで飲んでも、実は体を冷やす飲み物です。

陰陽五行はめんどくさい!何が何か覚えられない!

というあなた。
私もマメではないので、自分なりのルールを設けてます:

  1. 暑い地域でしか育たない食べ物は体を冷やす

  2. 寒い地域ところに強い食べ物は体を温める

  3. ひたすら体を温めることよりもバランスが大事

例えば、コーヒー豆の産地を考えてください。アフリカ、南米大陸、ハワイ….常夏ですね。なのでホットでもアイスでも「コーヒー」そのものが体を冷やす作用があります。

寒いところに強い植物は根野菜が多いですね。全部ではないですが、基本的には根野菜は体を温める作用を持っています。

そしてバランス!!真夏で熱中症寸前の時に「温活」なんて言ってる場合じゃありません。体温調節は、基礎体温にも当てはまるんです。

だからか?理にかなってるなーと思うのは、夏野菜って体を冷やす作用のものが多いですよね。スイカとか、きゅうり、トマト…
四季折々の、旬のものをさらっと取り入れれば、90%は体温にも良いんです。簡単でしょ。

ストレスでも!

さて、実はストレスでも体温は下がります
現代社会では「ストレス=悪」というイメージが付きがちだけど、実はストレスって私たちの生存確率を上げてくれた便利なもの。

何かが「危険!嫌だ!」と感じると私たちはコルチゾールというストレス物質を分泌します。そして、逃げる準備をします。
そして、血流は逃げるために必要な機能に優先的に回され、優先順位が下げれらた部位への血流が減ります

大腿筋などの大きな筋肉に血流を優先的に運ぶために心拍数も上がり、それを維持するために呼吸も早くなる。そして末端(毛細血管)や消化器官は優先度が下げられます。

ここまで聞いてお察しいただけました?ストレスホルモンを分泌し続けると:

  • 消化能力が落ちる

  • 便秘になる

  • 体が冷える

  • 血圧が上がる

はい、ということでストレスでも体は冷えますね。

酵素を摂る前にまずは体温を

最後に(?)酵素のお話。
健康のために「とにかく酵素を」と鵜呑みにして酵素サプリを摂っている人や「酵素をモリモリ摂る」ために生野菜を摂っている人(おっほん、うちの夫ちゃんよ!)、酵素にこだわる前に体温にこだわってくれー。

酵素はタンパク質。37℃以下だと酵素をいくら摂り入れても無駄です。
もう一度言います。

酵素にこだわる前に体温にこだわっておくれ

意味の無いサプリにお金をかけたり、消化器官に負荷をかけてまで生野菜を食べるなら、その前に体温上げてるんでしょうね…?? と聞いてあげたいよ。

妊婦でも素足だったよ

ここまで言っておいて、いいか悪いかは別として、私は2回の妊娠時にありとあらゆる「首」は曝け出し、常時素足で過ごしていたけど、足がポカポカだった。検診では毎回助産師さんに褒められたものだ。

冷えやすい人は特に妊娠時はソックスやレッグウォーマーで体を冷やさないようにして欲しい一方で、足首や首を靴下で完備しながら、ガンガンアイスティー飲んでるんだったらまずは食べ物から見直してほしい

食べ物を見直すと「温活」も意識せずとも満たされるんじゃないかな(冷えてないから私にはわからない話だが…)

さて、次回は菜食の妊娠について:自分の2回の妊娠と出産について振り返ってみようかな。

ちなみに!このラジオをさらに多くの方にご利用いただけるようになりました。下記にリンク貼ってありますが、今までのSpotifyに加えてAmazon Music, Apple Podcast, Google Podcast, KKBoxでご利用いただけるようになりました!ぜひお好きなプラットフォームでチャンネル登録やフォローをしてみてください。

The END

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