自由律俳句

寒空の下ゑ笑ふ女の太い脚

冬ごもり布団の薄さ

栗鼠に曇りが零ちる

窓越しの陽が寒い

しづかに目を閉ぢる夕空

枕によだれ付き昼終わる

約束忘れた夜空の静けさ

かじかむ手で寒さをつかむ

私をみつめ逃げる親子鹿

家の前の星条旗は靡かぬ

新聞に出た私のはくち顔

煙の中の煙草の夜


この記事が参加している募集

#自由律俳句

30,069件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?