願い

かつて、死ぬことが凄く怖かった幼い僕は
遠い昔に死んでしまった。

 だから僕は幽霊みたいに此処に残るしかなくなってしまった。

 冷たいフローリングの上で空を恋しがって、僕は今日もアスファルトに踏み出す。

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